今すぐ三代目の座をよこせ…リクオ ページ37
貴「二度と会いたくねぇよくそ兄貴、ゲホッゲホッ」
鯉伴「リア無理すんな」
貴「…後もう少しだけだからそれに結界を解けばいくらかましに解」
ブゥンッ
秀元「これはっ!」
貴「戦いの前に結界と幻術をね」
山吹乙女「う…ん…」
リクオ「じじいこいつは」
ぬら「リクオは思い出したんだんじゃろ?鯉惨の事を」
リクオ「…あぁ」
ぬら「そっくりなんじゃ、かつての鯉惨の妻であっさ妖怪に」
貴「そっくりなんじゃなくて山吹乙女その者なんだよ、ねぇ?山吹乙女さん」
ぬら「なんじゃとっ!?」
鯉伴「…山吹さんは兄貴の子供が出来なくてでっていってしまったんだ」
リクオ「出来なかった?」
ぬら「ワシらぬらりひょんの血には呪いが掛けられておってなそれで妖怪と子供がなせんのじゃ」
リクオ「狐の呪いか?」
貴「そう、あの時あの時僕が呪いを解けたら良かったんだけど…っ!ゲホッ!ゲホッ!」
山吹乙女「リアは…悪くないわ」
リクオ「っ!」
山吹乙女「妾は…あの時…花散るあの時鯉伴様を鯉惨さんに重ねて、絶望し妾あの狐になった」
貴「もう喋らないで、今傷を…ゲホッ!ゲホッ!」
山吹乙女「妾はあの時リアに酷いことをしてしまった」
貴「あれは…」
山吹乙女「リア、リクオもっと顔を良く見せておくれ…うり二つあの人に…妾に子が成せたならきっとあなた達のような子だったのでしょうね」
リア「っ!」
リクオ「……」
ズルッ
てズルッ
リクオ「おいっ!おいっ!」
山吹乙女「(あの人と…妾の子)」
貴「あっ…あっ…僕がっ…僕がっもっと…もっと…強ければっ」
リクオ「姉貴っ…じじい、親父」
ぬら「っ!」
鯉伴「っ!」
リクオ「今すぐ三代目の座をよこせ」
ぬら「リクオ…」
リクオ「力がいる…どんな手を使ってでも…強くなんなきゃいけなくなった…この敵は俺が刃にかけなきゃなんねぇ」
鯉伴「よく言ったぜリクオ」
ぬら「子供の成長は早いのぉ」
リクオ「フッ」
秀元「空っ!」
全員「…?」
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作者名:黒白 x他2人 | 作成日時:2016年1月1日 19時