これは俺の女だ誰が渡すかよ…鯉伴 ページ36
晴明「刀も無い、私の唯一の脅威であった椿もいない、まだ続けるのか」
鯉伴「あたりめぇだっ!リアの死が無駄になっちまうっ!それだけは絶ってぇにさせるわけにはいかねぇんだっ!」
リクオ「はあっ思い出したんだ、親父の事、姉貴が俺に隠してたこと、俺は自分も姉貴を支えていると思ってたけど違った、支える処か枷になっていた、だから諦める訳にはいかねぇんだっ!」
晴明「哀れなならば親子共々死ね」
貴「させるわけ無いでしょ」
全「っ!?!?」
貴「黒気闇夜から地獄の門を開き現れたまえ地獄の主黄泉」
ゴォォォォォォォォォウッ
貴「我が血を糧に黄泉よその力を解放したまえ妖刀紅桜、桜華紅風」
ヒュォォォォォウッ
晴明「くっ」
貴「ふぅギリギリ間に合ったかな?」
鯉伴「リア?リアなのか…?」
リクオ「姉貴…無事で?」
貴「無事では無かったかな?実質死んでたも同然だったし」
鯉伴「心配掛けさせやがってっ!」
貴「ごめんごめん」
晴明「何故生きている、お前の畏れは完全に消えたはず」
貴「…父上が黒羽竜が助けてくれてね、それと力も返却してもらった、どうする?安倍晴明このまま続ける?」
晴明「…」
ベチヤッ
ベチヤッ
貴「さっきの攻撃当たってたみたいだね、腕が腐っていってる」
晴明「…まだこの世に身体が馴染んでいなかったか…しかたない」
貴「早く帰りなよ、茨木は僕がもらい受けたから連れて行かないでね」
晴明「近いうちに迎えにいくぞリア」
貴「はぁ?」
晴明「お前は私の側でこそ真の力を発揮する」
鯉伴「ふざけんな、これは俺の女だ誰が渡すかよ」
貴「っ!?!」
晴明「では奪われないように気を付けるんだな、またお会う若き魑魅魍魎の主よ」
貴「はぁっ二度と会いたくねぇよくそ兄貴」
今すぐ三代目の座をよこせ…リクオ→←奴良鯉伴、俺の娘を頼むぞ…竜
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作者名:黒白 x他2人 | 作成日時:2016年1月1日 19時