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「勝手に生きな」
ソクジンさんはその言葉通り私に対して無関心。
朝ごはんだって、服だって何も用意してくれてない。
だから仕方なく自分で買ってくることにした。
服とか、食べ物とか、歯磨きとか、
生活に必要なものは全て買い揃える。
、、、ベッドも買ってやろ。
大量の荷物を持って部屋に戻った時には
もう日は沈んでいて、ソクジンさんも帰って来ていた。
JN「、、、まさか万引きしたとか言わないでよ」
あ「心配しなくてもちゃんと買ったよ」
JN「さすが、お小遣いも桁違いだね」
あ「、、そんなことより、その怪我どうしたの」
ソクジンさんの右の頬が赤く腫れ上がっていて、
口の端には血が滲んでいる。
JN「あぁ、これは。まぁ、うん。君には関係ないことだよ」
あ「、、仕事？」
JN「個人的な仕事、かな」
あ「なにそれ、変なの」
ソファに買ってきたものを下ろして
自分でも買いすぎた、と後悔した。
これはさすがにお父さんにも怒られるレベル。
JN「当分ここを出て行く気がないみたいだね」
あ「成人するまで出て行かない。明日にはベッドも届く」
JN「やぁー、ベッドまで買ったの！？君はほんと予想外のことばかりしてくれるよ」
ソクジンさんは頬に保冷剤をあてながら
楽しそうな笑い声をあげた。
昨日、私を突き放した彼と今の陽気な彼。
180度ちがう姿に戸惑う。
どっちがほんとのソクジンさんなんだろう。
２人でテーブルについて、ソクジンさんは自分で作った料理を食べて、私はレトルト食品を食べた。
JN「そんなものばっか食べてたら体に悪いよ」
あ「仕方ないじゃん、作れないんだもん」
JN「作る努力すらしてないくせに」
あ「、、ソクジンさん怒ってるの？」
JN「まさか〜、自分勝手で我儘なAちゃんのこと愛おしくて堪らないんだよ」
あ「、、私、自分勝手でも我儘でもないから」
JN「あっひゃひゃ、ますます愛おしいよ」
大口を開けて笑ってから
「いてて」なんて頬を抑えてる。
馬鹿じゃん。
あ「大人の方が自分勝手で我儘だよ、私はそれに巻き込まれてるだけ」
JN「そうかもね。だけど、大人は少なくとも君を巻き込んでるってことを理解してるよ。だから、盾になろうとしてくれてる。それに気づくか、気づかないかはAちゃん次第」
あ「気づいたらどうなるの」
JN「ちょっとだけこの世界で生きやすくなるんじゃない？」
ソクジンさんは怪我した方の口角を上げて笑った。
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ruru_chandayo00(プロフ) - 続き待ってます！ (8月7日 10時) (
レス) @page31 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
シャシャ(プロフ) - 続き見たいです>< (2022年6月30日 16時) (レス) @page31 id: d9047304dc (このIDを非表示/違反報告)
琳那-RINNA-(プロフ) - かえでさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません。私も自分自身の反抗期を思い返しながら、今更ながら当時見放さないでいてくれた方々に感謝しています。素敵なコメントありがとうございます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2021年8月8日 13時) (レス) id: 9dd487a618 (このIDを非表示/違反報告)
琳那-RINNA-(プロフ) - ルイスさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません！素敵なコメントありがとうございます！本当に嬉しいです。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2021年8月8日 13時) (レス) id: 9dd487a618 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - はじめまして！このお話本当に自分の反抗期のことを思い出して涙を流しながら読ませて頂いてます！本当に面白いです！続きが気になります！ (2021年8月6日 23時) (レス) id: 2feed9c459 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳那ｰRINNAｰ | 作成日時：2021年4月4日 1時
