14 ページ14
'
お風呂も入らず早い時間にベッドに入ったから
朝早く目が覚めた。
２人に見つかる前にシャワーを浴びて、家出しよう。
こうなったら1ヶ月なんて待ってられない。
ユンギオッパの家に入れてくれるかな。
無理ならホソギオッパ？
いや、もっと無理そう。
物音に気をつけてリビングに降りると
昨日のことが嘘のように綺麗に片付いていた。
ソファに黒いトレンチコートがあって
お父さんも帰ってきていることを知った。
２人で怒ってるのかな、まぁもう関係ないか。
空腹からかズキズキと痛むお腹を抑えながら洗面所に向かう。
腫れた目に青白いの最悪の顔。
シャワーを浴びれば少しでもマシになるかな、
そう考えながら服を脱いでいく。
パンツを洗濯機に入れようとして時が止まった。
赤黒いシミ
なにこれ
なにこれ、なにこれ
、、生理？
どうしていいか分からなくて
パンツと一緒に浴室に逃げ込んだ。
どうしよ、
ナプキンなんてない。
だって、誰も必要ないし。
どうしようどうしよう
パニックになる頭の中でパパの顔が現れては消えた。
どうせ助けてくれないに決まってる。
だって、昨日の今日だし。
｢自分でなんとかしなよ｣って言うパパが頭に浮かんで、また泣きたくなった。
どれくらい血が出るんだろう。
授業で習ったことはあるはずなのに
実践で活用できそうな知識は全く頭に浮かんでこなかった。
早くしないと
朝ごはんを作るためにお父さんが起きてくる。
焦る気持ちだけが溢れてきて、頭が上手く回らない。
とりあえず、シャワーで色々と洗い流して
新しいパンツの中にトイレットペーパーをひいた。
これでとりあえず凌いで、
今からコンビニに行こう。
リビングに置きっぱなしにしていた鞄から財布を取って、玄関に向かおうとした所で
｢あれ、今日は早いんだね｣
なんて、お父さんの声が聞こえた。
最悪。
JK「あれどっかいくの？」
あ「、、コンビニ」
JK「ん？朝ご飯なら僕が作るよ？」
あ「、、そうじゃなくて」
JK「何かいるの？車出す？」
TH「え、どっかいくの？朝マック？」
あぁ、もう最悪。
パパまで降りてきちゃったじゃん。
JK「違うって、Aがコンビニ行きたいらしい」
TH「あ、そうなの。なんかいるの？」
いつもと何も変わらないパパに拍子抜けする。
気にしてるの私だけ？
パパの中で私ってそんなちっぽけな存在だったの？
'
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 568人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジョングク」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ruru_chandayo00(プロフ) - 続き待ってます！ (8月7日 10時) (
レス) @page31 id: 9f9b345cea (このIDを非表示/違反報告)
シャシャ(プロフ) - 続き見たいです>< (2022年6月30日 16時) (レス) @page31 id: d9047304dc (このIDを非表示/違反報告)
琳那-RINNA-(プロフ) - かえでさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません。私も自分自身の反抗期を思い返しながら、今更ながら当時見放さないでいてくれた方々に感謝しています。素敵なコメントありがとうございます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2021年8月8日 13時) (レス) id: 9dd487a618 (このIDを非表示/違反報告)
琳那-RINNA-(プロフ) - ルイスさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません！素敵なコメントありがとうございます！本当に嬉しいです。これからも頑張りますので、よろしくお願いします。 (2021年8月8日 13時) (レス) id: 9dd487a618 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - はじめまして！このお話本当に自分の反抗期のことを思い出して涙を流しながら読ませて頂いてます！本当に面白いです！続きが気になります！ (2021年8月6日 23時) (レス) id: 2feed9c459 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琳那ｰRINNAｰ | 作成日時：2021年4月4日 1時
