008 ページ8
.
『 理佐ー。』
あれからすぐに家を出て理佐が教えてくれた、
少し高級なレストランで待ち合わせ
「 A！入ろ、」
『 うん 』
中に入って適当に席を案内されて、
お水とメニュー表だけ置いて貰った
「 A、廉くんは？大丈夫？」
心配そうに小声で聞いてきた
『 うん、会う予定だったんだけど仕事で... 』
「 そっか、じゃあ誘って良かったね。もう今日は
食べて話しまくろ！」
『 うん！そうだね。』
理佐の気遣いが今はすごくありがたかった
メニューを見ながらどうしようって話していると、ドアが空いて10人程の集団が入って来た
なんか全員マスクとかしてて怪しいな…
「 A、あれ山ピーじゃない？」
小声で言われて確認したら山下さんらしき人に見えてきた
山下さん、廉がずっとカッコイイって言ってる先輩だから廉に言ったら驚くかな、なんて考えみる
『 本当だ 』
芸能人が来るようなお店なんだぁとビックリしながらも、もっと驚いた事があった
山下さんの少し後ろに見覚えのある人達がいたから
「 ねえ、あれ長妻くんじゃない？」
『 うん... 』
時が止まったみたいに動けなくなる
長妻くんが居たのももちろん驚いた
長妻くんだけじゃない。海人君と平野さんやその他ジャニーズJr.っぽい人たちも何人かいた
でももっと驚いたのは
長妻くんの隣に仕事って言ってたはずの廉がいたから
ごめん、もうわかんないや ･･･
とりあえずばれたらまずいと思って思わず下を向いた
「 あれ、Aちゃん？」
長妻くんの声が聞こえた瞬間、終わったと思った
そっか、長妻くん知らないから仕方ないね
その近くに廉がいると思うと顔を上げられない
「 ごめん、長妻くん今はちょっと...。」
どうすることも出来ない私を察して理佐が声を掛けてくれた
でもこれじゃ怪しまれちゃう
廉は海人君と平野さん以外に私のこと知らせていないはずだから
思い切って顔を上げると廉と目が合って
でもお互いすぐに逸らした
『 長妻くん、偶然だね。』
必死に平然を装って話したけど、きっと不自然にしか笑えてない
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2447人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あいり - 今日初めてこの作品を読みました。切なくてでもキュンキュンする作品で素敵ですね！ (2019年1月1日 13時) (
レス) id: b20c59240a (このIDを非表示/違反報告)
れれれ - 昨日初めてこの小説を読みました！とても続き気になります！更新停止と少し悲しいですが続きを更新していただけること楽しみに待ってます！！！ (2017年9月20日 15時) (レス) id: f263681f4f (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - 更新を楽しみに待ってます！これからがとっても気になります！頑張ってください！ (2017年5月8日 19時) (レス) id: 14048354d9 (このIDを非表示/違反報告)
森永 - 廉くんと別れちゃったところなんか、思わず涙が出てしまいました泣 更新楽しみにしてます！ (2017年4月29日 8時) (レス) id: 885df9aeaf (このIDを非表示/違反報告)
ぽむたん - いつも更新されるのを凄く楽しみに待ってます！更新される度早く読みたいってなって更新されるまで何回も読み直ししたりしてます笑 (2017年4月25日 17時) (レス) id: d4abc4c2c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：岩橋ぴくみん | 作成日時：2017年4月4日 1時
