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帰りの電車の中、何時間かぶりにスマホを開くと廉から連絡が来ていた
'' 明日、夕方くらいから空けといて！''
廉らしいなぁと思いながら、了解とだけ返す
ふと日付を見ると10月20日
『 あ、』
忘れてたけど明日、誕生日だった
去年の誕生日はまだ廉と付き合ってなかったなぁ〜とか懐かしい気持ちになる
昨日一応来てくれたばっかりでこんなに早く廉と会えると思ってなかったから嬉しい
服はどうしようとか少しでも綺麗にしておきたいなとか思って
来週頃に行く予定だったトリートメントを今から行くことにした
誕生日だったらどこか行けるのかなって淡い期待
もしかして廉の事だから誕生日忘れててたまたま誘っただけかも
何にしろまだまだ会えないと思ってた廉に明日会えることが素直に嬉しかった
だから少し浮かれすぎてたのかもしれない ...
美容院の待合室で雑誌を読んでいると向かいの席に見覚えのある男の子がいた
高橋海人くん ... だったっけ？
確か廉と同じグループで活動するようになった一つ年下の子
もちろんこっちが一方的に知っているだけだと思うから、声なんてかけないけど
ふと彼がこっちを見たから慌てて視線をそらした
それなのにやけに視線を感じるのはきっと気のせい
「 あの、もしかして･･･ 」
『 え？』
突然声をかけられたからビックリした
高橋海人君は何か思い出すようにうーんって考え始めた
「 結構前に友達の彼女の画像見せてもらって、えっと...Aちゃんですか？」
廉、教えてるんだ。
そう言えばグループの人には話しておくって言ってたけど写真まで見せてたとは
ちゃんと人違いだった時のために廉の名前を出さない所、しっかりしてるなぁ〜
『 はい、高橋海人君ですよね？前に廉から少しだけお話聞きました。』
「 わぁ、やっぱりAちゃんだ！本物！かいの事は海人って呼んで！」
人違いじゃないとわかった途端、急にタメ口で話してくる思わず笑ってしまう
『 じゃあ海人くんで 』
美容院の待ち時間が思ったより長くて
そこから凄い勢いで廉の事とか色々聞かれた
海人君、なんだか不思議だけど面白い人だった
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あいり - 今日初めてこの作品を読みました。切なくてでもキュンキュンする作品で素敵ですね！ (2019年1月1日 13時) (
レス) id: b20c59240a (このIDを非表示/違反報告)
れれれ - 昨日初めてこの小説を読みました！とても続き気になります！更新停止と少し悲しいですが続きを更新していただけること楽しみに待ってます！！！ (2017年9月20日 15時) (レス) id: f263681f4f (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - 更新を楽しみに待ってます！これからがとっても気になります！頑張ってください！ (2017年5月8日 19時) (レス) id: 14048354d9 (このIDを非表示/違反報告)
森永 - 廉くんと別れちゃったところなんか、思わず涙が出てしまいました泣 更新楽しみにしてます！ (2017年4月29日 8時) (レス) id: 885df9aeaf (このIDを非表示/違反報告)
ぽむたん - いつも更新されるのを凄く楽しみに待ってます！更新される度早く読みたいってなって更新されるまで何回も読み直ししたりしてます笑 (2017年4月25日 17時) (レス) id: d4abc4c2c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：岩橋ぴくみん | 作成日時：2017年4月4日 1時
