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廉を起こさないように自分の部屋で勉強をしていると気づいたらもう22時を回っていた
そろそろ起こさないと、明日も早いんだろうな 。
リビングに戻るとあまりにも気持ちよさそうに寝てるから起こすのが可哀想になったりする
申し訳なくもそっと肩を叩いたくらいじゃ全然起きてくれない
『 れーん、そろそろ起きて。』
今度は少し強めに肩を叩くとゆっくりと目が開かれた
「 A 」
まだ眠そうにうっすら目を開けてそっと伸びてきた手が私の手に絡まる
何気ない動作に鼓動が速まっているのは多分私だけ
時計を確認した途端、廉は申し訳なさそうな顔になっていく
寝た時点でこうなる事分かってたくせに 、確信犯
「 ごめんな、せっかく会えたのに。」
そう言いながらそっと頭を撫でられる
... 私の機嫌なんて取らなくてもいいよ
ワガママなんて絶対言わないし、言えるわけない
『 ううん、最近特に忙しそうだし。廉、頑張ってるもんね。』
だから、私なんかに構ってる時間なんてきっと無いはず
廉は私とは違うんだから ...
「 ありがとうな、またコンサートとか舞台やってるから見に来てや 」
『 うん、また時間が合えば見に行くね。』
最近は全然廉が出てるステージ見に行けてないなぁ
と言うよりいつの間にかアイドル永瀬廉を避けるようになっていた
「 明日早いしそろそろ帰るわ 」
『 うん。』
やっぱり名残惜しいけど我慢して玄関まで廉を送る
「 ごめんな、また時間できたら行くな 」
次会えるのはいつになるかなぁ...なんて
1ヶ月くらい会えない時もあったしたくさん会える時もあったし
でも私はもう待つことしかできない
『 うん、頑張って。』
じゃあねって後ろ姿に手を振ってドアが閉まる
いつもの事なのに一人の空間がやけに寂しくさせた
やっぱりせっかく会えたから起きてて欲しかったけど、廉が頑張ってるならいいか...なんて綺麗事
頭の中では本当は外で堂々とデートしてみたいとか
廉が一般人だったらなぁとか思っちゃいけないことを考えてしまう
今の私、本心は自分の事ばっかり考えてる。
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あいり - 今日初めてこの作品を読みました。切なくてでもキュンキュンする作品で素敵ですね！ (2019年1月1日 13時) (
レス) id: b20c59240a (このIDを非表示/違反報告)
れれれ - 昨日初めてこの小説を読みました！とても続き気になります！更新停止と少し悲しいですが続きを更新していただけること楽しみに待ってます！！！ (2017年9月20日 15時) (レス) id: f263681f4f (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - 更新を楽しみに待ってます！これからがとっても気になります！頑張ってください！ (2017年5月8日 19時) (レス) id: 14048354d9 (このIDを非表示/違反報告)
森永 - 廉くんと別れちゃったところなんか、思わず涙が出てしまいました泣 更新楽しみにしてます！ (2017年4月29日 8時) (レス) id: 885df9aeaf (このIDを非表示/違反報告)
ぽむたん - いつも更新されるのを凄く楽しみに待ってます！更新される度早く読みたいってなって更新されるまで何回も読み直ししたりしてます笑 (2017年4月25日 17時) (レス) id: d4abc4c2c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：岩橋ぴくみん | 作成日時：2017年4月4日 1時
