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第十一話『探偵社では』 ページ12

太宰Side

Aがポートマフィアに帰った後、私は敦くんを起こして、谷崎兄弟を1人ずつおぶって帰っていた。

「ただいま戻りました〜」

「おい、太宰Aは何処だ」

ピリピリした空気が漂っている。なぜなら、ここに来る前電話したからだ。電話の内容は…

『Aがポートマフィアに行った。自分の意思で行ったと思う。無理に叱ったりしたらダメだ。そっとしておいてくれ』

「どこに行ったと思う?」

「太宰、よせ。国木田が怒るだろ。」

乱歩さんが国木田君をとめた

「太宰、教えてやりな。まぁ、妾も気になるねぇ」

谷崎兄弟は既に治療されたらしい。血塗れの与謝野医師が立っている

「…言えない。Aは望んでいない筈だ。」

ピリピリした空気から気まずい空気になっていた

「Aの嫌いなことは、異能と過去がバレることだ。」

「成程」

流石乱歩さん、分かったのか

「僕もAのこと探らないよ」

「納得出来ないって顔だね、国木田。妾に付き合ってくれるか?」

与謝野医師が酒を持って国木田君に絡んでいる

「僕のせいでAさんも谷崎さん達も傷ついている。やっぱり僕は、穀潰しなのか?」

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作者名:雪見だいふく | 作成日時:2024年2月11日 17時

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