第十話『裏切り?』 ページ11
Aside
太宰さん…有り難う、探偵社の皆…有り難う
私は光に行くのが急に怖くなってしまった
「敦君、起き給え。三人もおぶっていくのは厭だよ、私」
「樋口、行くぞ。Aはどうする」
私は…闇の花、何があってもその事実は覆らない
「行こうか芥川君、ひぐっちゃん」
「Aは、またそっちに行くのかい?何時でも帰っておいでよ。待ってるから」
高いビルが立ち並ぶポートマフィア。
今、首領の前にいる。ついでに、仁王立ちしてる兄さんも
「Aくん、お帰り。中也君が心配してたよ。全然家に帰って来ないって」
「A!久しぶりね!寂しかったわ私」
「A、心配した。太宰に取られるかと思った。俺の前に一生現れないと思ったら余計苦しくなった。家に帰ったのは一回だけだったろ?あんときは、凄く嬉しかった」
反応は様々、それよりも姐さんに会いたい兄さんじゃ無くて…
「それよりも首領、私の階級は」
「私の補佐とか?」
「鴎外殿/リンタロウ…流石にそれはないぞ/わ」
「首領の仰せのままに」
「A君は賛成してるよ」
「仕方ないわね、Aが良いなら何も言わない」
「そうじゃの、エリスとAが言うなら仕方ない」
これで良い…誰にも迷惑かけないから
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作者名:雪見だいふく | 作成日時:2024年2月11日 17時