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過去 ページ20
その場にいた全員が鏡を覗き込んだ
※過去のAさんの台詞はひらがななので読みにくいかも?
「うぅ、ヒック、グスッ、ぼくは､､､なんのために」
鏡には幼少期のAらしき子供が森の中で泣いている姿が映った
「なんで､､､」
『何かお困りかな、お嬢ちゃん』
「え､､､だ、れ」
『私は悪魔のシリアだ』
「あくま!?」
『心配するな、悪いことはしないよ。それより、どうして泣いているのかな』
「誰にも言わない?」
『あぁ、約束しよう』
「あのね、ひとのさとのおともだちがね、みんなぼくののうりょうをどうぐみたいにつかうの」
『能力ってどんなもの?』
「ばふ・でばふをふよするていどののうりょく」
『ふむ、そのお友達は本当に友達なのかな』
「でも『自分のことを道具扱いする奴を友達と言えるの?』それはっ」
『君、名前は?』
「A」
『そうか。A、皆を見返してみようと思わないか』
「みかえすってどうやって?」
『訓練して強くなるんだ』
「くんれん」
『やってみるかい?』
「やりたいっ!つよくなるっ!」
『そうかそうか、じゃあまた明日ここに来るといい』
「いまからじゃないの?」
『もう暗くなってしまうからな。人間は妖怪に食べられてしまう』
「じゃあまたあしたね」
『あぁ、また明日』
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作者名：僕っ子くん | 作成日時：2022年8月30日 13時
