あの時の私と太輔

太輔side ページ40

・・・・・。


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優子「断るって分かってたよ。じゃあネットで太輔たちのことばらすね。
　 いま大事な時期だから大変だよね？それが嫌だったら、私を抱いて。」


藤ヶ谷「ネットでも何でもばらせば。俺は好きな女以外抱かない。」


北山「ちょっ、藤ヶ谷それはまずいだろ。」


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今は北山の声に耳を傾ける余裕がなかった。


藤ヶ谷「ファンの子には悪いけど、ずっと一緒いたいって思える人に出会えたんだ。
　 君もこれからそう思える相手に出会えると思うよ。俺のほかにね？」


・・・・・・・。


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優子「ふっ・・・すごいね。そこまで想えるって。」


藤ヶ谷「でしょ。俺もそう思う。今までこんなに愛おしいって思える人に出会ったの初めて。」


優子「はは。いいなAちゃんはこんなに想ってもらえて。
　 なんかもうどうでもよくなっちゃった。
　 ねぇ太輔、これからもファンとして太輔の事応援してていい？」


藤ヶ谷「もちろん。でもやっぱり・・・。」


優子「ネットには載せないよ。ファンとして最低なことやっちゃったしね。」


藤ヶ谷「ありがと。これからもよろしくね。あとAにしっかり謝るんだよ。」


優子「分かったよ。」

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