あの時の私と太輔

太輔side ページ39

楽屋に入ったとき、北山がだれかと電話していた。


うるさくならないように、雑誌とか読んでたら北山が急に低い声を出した。


えっ？


今の北山だよな・・・。


俺初めて聞いたよ。あんな低い声。


北山「Aちゃんになんかあったら承知しねーぞ。」


A・・・？


誰と話してんだろう？


思い切って聞いてみた。しかもでかい声で。


・


・


藤ヶ谷「北山、誰と話してんの？」


北山「うわっ！！びっくりした！！なんだよ・・・＿＿＿＿ 」


北山が言いかけた時、


A「太輔助けて〜！！」


北山「うわっ！？」


・



A！？


藤ヶ谷「電話貸して。」


北山「おっ、おお。」


藤ヶ谷「A大丈夫か？」


・


・


優子「やっと出てくれたね太輔。」


藤ヶ谷「えっ？」


優子「北山さんにばれちゃったからもう言うね。私太輔が好き。」


藤ヶ谷「・・・。誰？」


ってかいきなり何？


常識知らないのかよ。


・


優子「そんなことより、私太輔が好きなの。Aちゃんからあなたを奪いたいの。」


そんなことよりって・・・。


藤ヶ谷「無理。俺本気でAの事好きだから。」


俺はビックリしながら、即答した。

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