あの時の私と太輔

意外な人からの電話 ページ38

優子ちゃんがしつこく太輔の連絡先を聞き出そうとしたとき


♪〜♪〜♪


「祈り」が流れた。

あ・・・。


マナーモードにするの忘れてた・・・


優子「太輔からでしょ。」


A「違う。」


優子「嘘つかないで！」


ホントに違かった。登録されてない電話番号だった。


だれ・・・？


A「もしもし・・・。」


北山「もしもし。かすみちゃん？？北山だよ！」


A「えっ！なんで番号知ってるんですか？」


・


北山「藤ヶ谷に聞いた。あいつマジ教えてくんなくてたいへんだった〜。
　 ってか、俺の番号登録してないの？教えたのに・・・」


A「すいません忘れてました。」


優子「だれ？ちょっとかわりなさいよ！」


優子に強引に奪われた。


・


優子「太輔さんですよね。私、Aちゃんの友達の優子です。」


いったい何重人格だよ。


・


暗い人だと思ったら、怖い人、怖い人だと思ったら
ぶりっこって・・・。


北山「・・・誰？」


優子「いや、だからAちゃんの友達の・・・＿＿。」


北山「俺、藤ヶ谷じゃねーし。俺は北山だ。」


携帯越しでもはっきりわかる低くて怖い声だった・・・


優子「えっ・・・？」


・


・



北山「お前、Aちゃんの友達じゃねーだろ。
　 Aちゃんの友達なら俺と話してる最中に電話取ったりしねぇよな？」


優子「・・・なんだ、ばれちゃったんですね。私、太輔の事が好きなんです。
　 Aちゃんから太輔君奪おうと思ったのにメンバーにばれちゃった。」


いやいや。今のは自分でばらしたでしょ。


北山「Aちゃんになんかあったら承知しねーぞ。」


優子「あれあれ？？北山さんまでこの子の事好きなんですか？キスマイは
　 ロリコンがいぱいですね？」


その時、太輔の
「北山、誰と電話してるの？」


って声が聞こえた。ってか声おっきいよ丸聞こえ・・・


そんなこと考えてる暇じゃなかった。


思い切って言った。


迷惑かけるかもしれない。


でも頼ってもいい？？


・



・



・



A「太輔助けて〜！！」


ってめいいっぱい叫んだ。聞こえたかな？

太輔side→←遊びか愛か

ラッキーアイテム

革ベルト

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す