あの時の私と太輔 (ページ36)

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犯人２ページ36

私に嫌がらせをしていたのは、同クラスなのに名前を一瞬忘れるくらい地味な子だった。

確か・・・

優子ちゃんだ。

思い出した。あの娘は太輔の事が好きだって風のうわさで聞いたことがある

その時はありえない。
とかって本人がいる前でバカにしたことがあるような・・・気がした。

逆恨み？
ものすごく顔が怖い。

こういうのなんて言うんだっけ？
鬼のような形相？？なんだったかな・・・

えっ！？ちょっ・・・

・

私のうち履きの中に画びょうを入れてる・・・？

しかも笑ってる・・・。

怖い・・・・
どうしよう太輔。

すると、優子ちゃんがこっちを向いた。

見つかった！！

どっ、どうしようこっち向かってくる。

怖くて声も出ないし体も動かない・・・。

優子「私が太輔好きなの知ってるでしょ！！なんで太輔と付き合うのよ。
　あなたの事ネットでばらしてやるから。絶対に私はあなたを許さない。」

・

・

A「・・・・。」

優子「なんか言ったらどうなのよ！！」

・

・

それは私の知っいてる優子ちゃんじゃなかった。

彼氏をとられて、怒り狂う元カノみたいだった。

A「・・・優子ちゃんには悪いけど私は太輔と別れるつもりはない。
　でも、ネットには流さないで。今が一番大事な時期なのはファンなら分かるよね。
　太輔には迷惑かけたくないの。お願い。」

優子「なんで？なんでなの？わたしのほうがずっとずっと太輔の事好きなのに！！
　なんで？なんでなの・・・。」

優子ちゃんは泣き出した。

A「ごめんね。」

この様子を見ると太輔のファンから太輔を独り占めしているみたいで
すごく苦しい気持ちになった。

・

ファンの皆さんすいません・・・

心から謝ることしかできなかった。

・

優子「太輔と別れなくてもいいから。一度だけ太輔と関係を持ちたい。」

A「えっ？？何言ってるの？関係って・・・私たち中学生だよ？」

優子ちゃんどうかしてる・・・。