あの時の私と太輔 (ページ33)

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生徒会長ページ33

大野先生「おい、九条これはなんだ？」

先生が持っていたのは、さっき貼り出されているのと同じ写真だった。

大野先生「今朝、先生のパソコンに送られてきた。これはお前なんだろ？」

A「・・・・ちがいます。」

嘘をついてしまった・・・。

大野先生「俺はどう見ても、お前だと思うがな。」

・・・・・

何も返すことができなかった。

A「すいません。付き合っています。」

大野先生「うちの校則分かってるんだろうな。」

A「はい・・・。」

それから、先生がもしかしたら、前代未聞の生徒会長交代か。とか、
生徒会長がこんなことしていいのか？ってずっと言ってきた。

イライラしたけどそんな態度はとれない。

生徒会長か・・・。

生徒会長だって一人の女の子だし恋ぐらいはする。

もちろんみんなのお手本にならなきゃいけない人が校則違反をすることは、
いけないと思うけど、

でも「生徒会長だから」っていうことで損してる気がする。

なんかイヤ。

悔しい。

みんなと何が違うの？

皆と同じ一人の女の子じゃんか。

また涙があふれてきた。もういやだ。

今回は見逃してくれるけど、次はないって。
相手も芸能人だから迷惑かけるな、だって。

それで話は終わった。

迷惑かけるなって。それ別れろってこと？

やだよぉ。

誰になんて言われようと太輔の事はあきらめられない。