あの時の私と太輔

藤ヶ谷side ページ15

なんでだ？？

なんで俺にはお礼しに来てくれないんだ？？？


まさか北山のことが好きなのか？？

いや、違うか。
年頃の女の子だもん好きな男くらいいるか



ただ一ファンとして好きなだけだろ。




・


・


ってか俺なんでこんなにあいつのこと考えてるんだ・・・


・


やっぱり俺あいつのことが・・・


・


だとしたら、どーすりゃいいんだ？俺・・・


その時、隣から「北山さんの事・・・」


・


・


北山さんの事がどうしたんだ？？


千賀、ニカうるせぇ。


てか落ち込みすぎだろ俺。

・


・


北山「どうしたんだよ、藤ヶ谷その手。一人突っ込みか？」


藤ヶ谷「えっ？あぁ・・・今度の番組の練習だよ＾＾；」


北山「てかさ、Aちゃんてさめっちゃいい子だね！！」


藤ヶ谷「あぁ。」


北山「えっ？それだけ？」


藤ヶ谷「おまえさ、Aちゃんの事どう思ってるわけ？」


北山「えっ？いきなりなに？」


藤ヶ谷「いいから答えろよ！！！」


あっ・・・やべ


北山「どうって、会ったばっかだから分かんないしすげー年下だし…でもかなりかわいいとは思う」




・


・


藤ヶ谷「そうか・・・」


そうかって


納得するのもおかしい？


・


北山「お前こそどうなんだよ。」


藤ヶ谷「俺は…俺も…結構、てか正直見た目はめっちゃタイプ」


北山「そうだよな。可愛くてもタイプでも中学生だしな。うんうん。」


こいつ一人で納得してるし。

まぁよく考えればそうだよな。

中学生と付き合うなんて・・・

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