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ソファーに座っているとふと、左手の薬指に付けられた指輪に目が行き、手を広げてまじまじと眺めた。
嗚呼、結婚したのか私。
なんて、彼にプロポーズされてから指輪を見るたびに実感して何度も嬉しさに浸る。
すると背後から首に腕がまわり、左手にもう1人の左手が重ねられた。
「なんだ、一人でニヤニヤして」
「中也くんと結婚したんだなー、って実感してたの」
重ねられた彼の左手の薬指にも同じ指輪が付けられていた。
仕事の時だけチェーンに通して首にネックレスとして付けているらしいが、それ以外では中也くんも指にはめている。
「A」
「んー?」
「好きだ」
「ふふ、私も好きです」
彼の重ねていた手は離れ、両手だ後ろから抱きしめられ、首に顔を埋める。
「あの時、Aに出会う事が出来て本当に良かった」
「だってほっとけなかったからねぇ」
「久しぶりにおでん食いてぇ」
「じゃあ今日はおでんにしよう」
「おう。楽しみにしてる」
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伍-フュンフ-(プロフ) - ねこみさん» こちらこそありがとうございます!番外編の方と一緒にお楽しみくださいませ^_^ (2019年8月12日 0時) (レス) id: 31ecc80710 (このIDを非表示/違反報告)
ねこみ(プロフ) - 続編待ってましたありがとうございます!!! (2019年8月11日 23時) (レス) id: 29d0084305 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伍-フュンフ- | 作成日時:2019年8月11日 20時