天界からの救世主19【呪術廻戦】 (ページ3)

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黒い石、玉犬ページ3

ガッ、という音ともにパキッという何かが割れるような音。

石を蹴った本人は、まさか自分の蹴った石から石から出るような音では無い音が聞こえた為、驚いて蹴った石を見る。

その瞬間。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿ゾワッ、、っ！

恵「っ？！」

これまでに感じたことの無い、計り知れないような恐怖と憎悪と、、それに伴う鳥肌。

今まで五条との特訓の成果もあり直ぐに後退を選んだ恵。
そして後ろにさがりながら彼は手を組んだ。

恵「【玉犬】」

彼の影から2色の犬がズルッ、と出てきた。
これも、五条との特訓の成果だ。

だが、

恵「っ、玉犬？」

「くぅん、」

玉犬は2匹ともしっぽを巻いて耳を垂らし、1歩も前に進もうとしない。
一体どうしたというのだ。

その間に割れた黒い石から黒いモヤと共に、何かがその中から出てくる。
角のようなものが頭に生えており、紫に所々発光している謎の生物。

ただ、言えるのは、人間ではない。それでいて、

恵「(呪力も全く感じない！！！！

これは呪霊でもない!!!!!」)

玉犬がこの状態だ。
他の式神を出してもあまり状況が変わらないだろう。

その頃羅衣は走っていた。

たかが600m。
だが、疲労困憊な彼にとっては長い長距離マラソンのように感じた。

それに足して零と交換した靴。

踵がすり減ってどうも走りにくい。

そこで彼はある言葉を思い出した。
服や靴を交換する前に零が言ったことだ。

(零「まあ、靴は底が擦り切れたら脱げばいい。要らねーよ」)

羅「ッチ、まさかアイツの言葉通りに動くことになるなんてな！
まあ、聞いておいてよかったか、、」

羅衣は忙しく動かしている足を止めずに器用に靴を脱ぎ捨てた。
しっかりと地面に着く足は先程よりもスピードが格段にあがる。

羅「、待ってろよ、恵！！」

羅「っいっっったぁ！！！！やべぇ、！！尖った小石踏んだ！！！！！！！！」

お前……()