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最強、現場 ページ18

五「……ここが?」

夏「ああ。」


夏油の案内によって現場に辿り着いた五条。梢子は置いてきた。
人混みから少し外れた人通りの少ないこの場所。


五条は付けていた丸いサングラスをずらして六眼を露わにすると、辺りを見渡した。


綺麗な青空を閉じ込めたような六眼という特殊な瞳。その瞳で見るその景色はそれを持っている人にしか分からない。


そんな瞳を持つ五条はその現場と辺りを見て顔を顰めていた。



五「……気持ち悪ぃな」

夏「?悟?」


五「……なんなんだ、これ。呪力なんてもんじゃねぇ」

夏「だが、呪いは呪いでしか祓えないだろう。異例はない、はず」


夏油の言うことは最もな事を五条は嫌でも知っている。

…だが、五条の見えているものは嘘を言わない。


五「なんか、呪力なんて力じゃなくて、こう、、ん゙ん゙あーー!!!ムズいわ!説明の仕方が分からねぇ!!」


頭をガシガシと乱暴に掻く五条。それを見て困惑する夏油。
五条は目元を軽く揉みながらこう言った。


五「まず呪力じゃねぇ。俺が見ても薄らとしか見えなかった。ハッキリ何か、なんて言えねぇけど、簡単に言うと、


______呪力と言う力もを上回るナニカでここの呪霊は祓われた……と思う。



なんか、モヤみたいな、
いや、モヤって言うより……あー、えっとだな……」


最後になるにつれてモゴモゴと口の中で言葉を出す様に声が小さくなっていった。
煮え切らないその言い方に夏油はソワソワ、そして少しイラついている。


夏「悟。ハッキリ言ってくれないか」

五「うっせぇ!俺だって分かんねーんだよ!呪力の残穢じゃなくて、もっと違うナニカだって言うことしか!

こう、見た感じはモヤって感じじゃなくて、こう、ホワッでした感じ。たんぽぽの綿毛みたいな柔らかい感じなんだよ。害が一切なさそうな、


いや、、ちょっと待てよ?あー……見えねぇことは無い、け、ど、!ふわふわした中にウニみてぇなトゲトゲしたやつもある。」

夏「……悟。帰ろう」

五「ちょ、もうちょいだけ!!」

夏「いや、君が言っていることが私には理解できないんだ。ここに居ることに少し意味がなくなってきたと思ってね。ほら、帰るよ」


夏油は煮え切らない彼の言い方に耐えきれなくなったのか、彼の制服の襟元を掴み、高専へ強制連行した。
その間も悟は「まだ気になってるからみたい!」とジタバタしていたが彼は手を緩めることはしなかった。

秘書組、差→←夏油、残穢すら



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リートゥ(プロフ) - 極楽蝶*さん» ありがとうございます!! (2021年7月22日 16時) (レス) id: 757a32c185 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶* - リートゥさん» いえいえ、大丈夫です。いつもいつも楽しく読ませて頂いていますから (2021年7月21日 21時) (レス) id: 8608842858 (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - 極楽蝶*さん» 原作読み直しました…マジだ…すみません。目を瞑っていただいても……!?!私の確認不足で申し訳ありませんでした! (2021年7月21日 17時) (レス) id: 757a32c185 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶* - いつも楽しく読ませて頂いています。悟が二人で最強の時はまだ術式反転は使えませんよ (2021年7月21日 15時) (レス) id: 8608842858 (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - printemps(プランタン)さん» ありがとうございます!! (2021年4月29日 19時) (レス) id: 757a32c185 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リートゥ | 作成日時:2021年3月7日 14時

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