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五条、威圧 ページ26

任務も授業もない休日に、五条は渋谷を1人、歩いていた。夏油は任務、家入は誘ったが「パス」らしい。見捨てられてるじゃん。



渋谷。人の賑わいがあり、活気のあるこの地。

周りがニコニコとしている中で、五条だけが不貞腐れている表情。
人がごった返している中でも、この表情をしている彼は良く目立った。




平和なその空間で五条はぽつり、と言葉を零した。



五「あーあ。傑のやつ、なんだよ。俺ら2人で最強に勝てる奴なんてそうそういねぇんだから興味くらい持てばいいのに。







はーあ。そういう奴、ぱっと出てこねぇかなぁー」





その言葉は周りの人の耳には届かなかった。

だが、その直後、背後から彼の耳元で低い声が鼓膜を震わせた。






『______じゃあ、俺が相手になってやろうか』



五「____(ゾワッ)__ッ!!!!」



何故気付かなかったのか、危機感を感じるほど近くで聞こえた誰か(・・)の声。
まるで、気付かないことが当たり前だった(・・・・・・・・・・・・・・・)と本能が感じるほどに、その声の持ち主は空間に気配を溶け込ませていた。


あまりの威圧感に、周りの行きかう人の雑音が聞こえなくなり、その人物の声だけが耳の響いた。




『1回くらいは負ける経験も必要だと思うんだ。最強と謳うお前は、そう思わないか?』



五「っ、、」


背後から聞こえてくる声。
いたって普通に話しかけているはずなのに、今まで感じたことのないような威圧感。そのまま体ごと押しつぶされそうな…


_______という瞬間、その威圧感は嘘かと思うほどになくなる。



五「…っは、はっ、はっ、」


いつの間にか、息を止めていたのか息が荒くなっていた。それと同時に周りの人の雑音が一気に情報として頭に流れ込んでくる。

勢いよく五条は背後を振り向いたが、そこにはあのような威圧を出す様な人はいなかった。




しかし、五条は確信していた。






五「あいつはまた、いつか、絶対現れる」

イメ画(Twitterで投稿済み)→←五条、不満



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リートゥ(プロフ) - 極楽蝶*さん» ありがとうございます!! (2021年7月22日 16時) (レス) id: 757a32c185 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶* - リートゥさん» いえいえ、大丈夫です。いつもいつも楽しく読ませて頂いていますから (2021年7月21日 21時) (レス) id: 8608842858 (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - 極楽蝶*さん» 原作読み直しました…マジだ…すみません。目を瞑っていただいても……!?!私の確認不足で申し訳ありませんでした! (2021年7月21日 17時) (レス) id: 757a32c185 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶* - いつも楽しく読ませて頂いています。悟が二人で最強の時はまだ術式反転は使えませんよ (2021年7月21日 15時) (レス) id: 8608842858 (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - printemps(プランタン)さん» ありがとうございます!! (2021年4月29日 19時) (レス) id: 757a32c185 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リートゥ | 作成日時:2021年3月7日 14時

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