天界からの救世主16【ツイステ】

レイジャント、任命☆ ページ42

レイジャントの心の中を踏まえたうえでAは役職を決めていた。


『いいか？
普通ここ(天界本部)で昇格又は役職が与えられるとなると天界本部幹部とか、補佐となる。それこそ零や羅衣の天界長秘書という風に天界本部内でエスカレーター式に上がっていく。

だが、お前は例外だ。レイジャント。
外部からやってきて本部に務め、体にはOHPの力を宿している。
そうなると話は変わってくるのさ。人権云々の理由じゃなく、個人の気持ちの問題で。

その力を持っている人がここで仕事をしていくことに苦痛を感じたりするケースが多い。お前もそうだろ？
羅衣はその力全部を天界本部に寄付したから対象からは外れたがな。


そこで天界支部だ』

レ「天界支部…」


レイジャントは本部に務めているが、支部という言葉を聞いたことがなかった。理由は簡単。支部の人は殆ど本部に足を運ばない上、仕事はAから直接送られてくる。
一般部下が対面することはまずないのだ。故にその存在も知らない。


『支部にはお前の様なOHPから来た奴が殆どだから話も合うと思うし、思う存分力も使える。そこに力を持った上、特殊技を手に入れたレイジャントが一番力を持っていることになる。力の順からしてレイジャントはそのトップだ』

レ「え、マジ？」

『マジ』

レ「えぇ…でもそれはいいとして。ここに来られなくなるってことでしょ？」

『そうでもない』

レ「え」


レイジャントは極端にAと離れることを嫌った。今の話を聞くに、ここにはもう足を踏み入れることがないように思ったからだ。でも、そうでもなくて。


『支部にはいままでトップがいなかった。お前が第一号だ。トップになったからには本部でのちょっとしたこともしてもらわなくちゃならないんだが…因みにこれを断るともうここに来られな((レ「やります！！！！！！！！！！」…そうか。良かった良かった』

レ「(あ、嵌められた)」


気付いたころにはとんとん拍子に事は進んでいってしまっていて…


『＿＿＿＿＿＿…ってことでよろしくな！(いい笑顔)』

レ「ハイ」←


レイジャントは正式に天界支部管理長に任命された！！！
「やべぇ、、なんか、いいようにされてる気が…」とブツブツ言っているレイジャントにAは更にこういった。


『服も変えようか』

レ「え」

『っていうか、よくそんなぼろっぼろの服で本部を走り回ってたな。着替えても良かったんだぞ？』

レ「え」


Aは杖を彼にに向けて一振した。

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