天界からの救世主35＿＿＿異色な孤独龍の追憶【オリジナル】【過去編】 (ページ23)

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してやったり、頭痛がページ23

してやったり、と笑みを浮かべた亜央だったが、ブルブルしていた部下ががバリと上げた顔によってその笑みは引き攣るのである。

「す、すげぇ！！！！今どうやってスったんだ！？全く見えなかった！」

亜「……(啞然)」

亜央が見た彼の表情は好奇心と尊敬と驚きと…。マイナス感情は全く感じられない。
そしてその部下を中心に周りにいる部下も便乗してわいわいとしてきやがった(亜央の感想)

「あのあの！！俺に体術を教えてください！」

亜「は？」

「俺は天界長様のお役に立ちたいんだ。今回の戦争で全く活躍できなかったから…今度こそ！……と言って何十年が経っているんですが…」

亜「才能がねぇんじゃねぇのか。やめとけ」

「いえ！才能が無くてもできる範囲でしたいから！」

嫌味って言葉知ってるか？？
亜央はその言葉を叫びたくなるほどだった。だが、この部下達を見ていると、

((「おい亜央！見ていたか！？今の！最高だろ！」))

亜「……」

あいつを思い出してならない。
眩し過ぎる。本当にここが俺の居場所だっていうんなら天界長サマも御眼が節穴だな。

亜「…仕方ねぇな。俺は厳しいぞ。値を上げたりしたらすぐ手が出るからな」

「怖すぎだろそれはそれで…」

あははは……

＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿

……。

「…＿＿という訳であの訓練が始まったんですが、あの訓練を申し出た彼があまりにも頓珍漢であの有様です」

零「…………」

零はもう頭が痛いを超えて頭痛が痛かった。