一瞬、どっせい！！！！！！！ ページ28
『よっ・・・！！！』
不意にAは刀をあらぬ方向に振り上げた。
高橋はいきなり標的を大幅にずらしたAの奇行に一瞬体の動きが固まってしまう。
＿＿＿＿Aはその一瞬が欲しかった。
狙いは高橋じゃない。
場「もがーーーーっ！！！！？？？！？」
『ないすぅ』
その斜め後ろにいる場地だ。
振り上げた刀は空を切るかと思えば、それが斬撃と化して、場地がぶら下がる木の枝をきれいに切り落としたのだ。
斬撃なんて、漫画やアニメでしか見ないと思っていた場地が唸るのも無理はなかった。
そして斬撃が出るなんて思わなかったのは高橋も同じこと。
騒がしくなった場地を顔を動かさず視線だけそちらに向けていた。口元は引き攣っている。
だが、それは一瞬の事で、口元には次第に笑いが含まれ始める。
高「面白い！」
『まだまだだよばぁか！！！』
そう叫んだAは対峙していた高橋の前から姿を消したかと思えば、周りの木々をめちゃくちゃに切り倒し始めた。
それはもう木こりが己の腕を疑うかと思うような素晴らしい切れ味で。
Aの目的はひとつ。
この戦いの場から場地を退場させること。
場地を木から落とし、そしてAが当たりの木々をめためたに切り倒すまでに掛かった時間はほんの1秒足らず。
木が倒れるまで、まだ落下中の場地。
『場地！！！！受け身はちゃんととれよ！！！！』
場「ん！？？？！？」
『どっせい！！！！！！！！！！！！』
Aは思いっきり刀を渦を巻くように振り回した。
するとどうだろうか、あたりには竜巻のような突風が、人工的に作られ、いい感じの大きさの枝や、葉っぱ、そして場地の身体までもが飛ばされ、空高く舞い上がっていった。
遠くで場地のくぐもった悲鳴が聞こえるが、ここに居る余暇安全地帯に降り立つだろうと奇跡と運を全力で賭けよう()
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ちるちる(プロフ) - お疲れ様です！めっちゃ面白くて、一気読みしちゃいました(´>∀<｀)ゝついに過去編…！！楽しみです！！ (2022年12月5日 2時) (
レス) @page50 id: ace1fac0f2 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶＊(プロフ) - お疲れさまです！過去編…まさか最新話の話が…楽しみにしてるので遠慮なく長期間更新停止しちゃってください！！ (2022年11月25日 21時) (レス) @page50 id: 6f7ecd9a26 (このIDを非表示/違反報告)
黒月(プロフ) - ついに過去編…しかも完全オリジナル…!!純粋に楽しみすぎるので待ってます!この作品がきっかけでネッ友が出来ましたので忘れることは無いのですし、更新情報が来たら多分飛んできます()いつも通りですが無理はなさらず、またお帰りになる日を楽しみにしています!!! (2022年11月25日 20時) (レス) @page50 id: e117f8682f (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - お疲れ様です！更新のお話わかりました！いつか帰ってくるまで待っていますね！また楽しいお話を見るのを心待ちにしています！ (2022年11月25日 20時) (レス) @page50 id: feaa8e4abb (このIDを非表示/違反報告)
推し事中 - 久しぶりーふ。寒いですねはい、ちょっと一周してきます。（久々でお話のあらすじ忘れてしまった、不甲斐ない） (2022年11月21日 20時) (レス) id: e9819a7dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リートゥ | 作成日時：2022年10月5日 18時
