観覧車。懺悔時間。番外編 ページ47
中「もう時間がねェから次で最後くらいじゃねェか?」
レ「え?早くなぁい?ぜんっぜん回れてないか感じがしてるんだけどぉ……」
零「仕方がない。これが小説というものだ」←
『メタいぜ?零』←
中「最後はなにに……」
零「そこは定番の観覧車でしょう!!!!」
レ「うんうん☆じゃあ俺ら2人で乗るからそっちのペアで乗ってね☆」
レイジャントは零と肩を組みながら言った
どうやらペアになって乗ろうとしているらしい。
レ「(観覧車でA、中也くんといっぱい話せたらいいな☆)」
時々いい事をするレイジャント
零「(こいつと一緒に乗って話題あるか?)」
なんか失礼なことを思っていた零であった
「それでは、行ってらっしゃーい!」
ガコン
『おお』
中「まだ動いたばっかだろ…」
Aは観覧車からの景色に目を輝かせている
中「…なあ、前から聞きたかったことなんだが」
『ん?なんだァ?』
中「お前が俺の父親……代わりってホントなのか」
中也は零や羅衣から聞いた話で全て信じていなかった。それを確かめるべく、直接Aに聞いたのだ
『……代わりじゃねェよ。俺は中也の父親だ。例えお前がそうじゃないと思っていても俺は中也の父親さ』
丁度Aの後ろに夕日が見えた
Aは逆光であまり顔が見えない
でも、それでも中也はAが泣きそうな顔をしているのが
何故か、はっきりと分かってしまったのだ
中「…そうかよ」
中也は目を閉じながら背もたれに凭れかけた
中「俺ァ、ずっと自分が人間もどきだと思っていたさ。所詮荒覇吐の器…バケモノの器の為に俺が作られたと思ってた…だが……」
中也はAの目をしっかりと見た
中「零が言ってたんだ“荒覇吐の器として生まれたのではなく、荒覇吐が俺の器だった”って」
『零が言ってたのか…そうだ。手違いでお前は身体のない精神だけの人物になろうとしていた。其れをどうしても阻止したかった…精神だけになると、簡単に言えばあの荒覇吐が俺達の制御ナシに暴れ続けることになる。そんな…辛い思いはして欲しくなかったんだ。結果的にお前は辛い思いをしてしまったが……』
Aは中也に頭を下げた
『すまなかった。謝って許せることじゃねェのは俺が1番分かってる。人生の1部を、楽しいはずの幼少期を、俺が奪ってしまった。』
深く、
深く、
Aは中也に頭を下げた
中「……」
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リートゥ(プロフ) - 瑠花さん» ありがとうございます笑なんでレイジャントが入ってくるんだ…笑笑修正させていただきます!ありがとうございます!! (2022年4月7日 2時) (レス) @page38 id: 757a32c185 (このIDを非表示/違反報告)
瑠花 - すみません、読み返してると気付いたんですが「お前ェェ!!!!ロリコン!!!!ロリコン!!!!哀は可愛いって言うより綺麗系だよな 」の一行目、レイジャントじゃなくてチチェリスではないでしょうか?細かいところをすみません😓 (2022年4月5日 15時) (レス) @page38 id: 84d5eb71dc (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - ルイさん» ありがとうございます!少し文ストが出てない気がするのでこれからも頑張りたいです!応援よろしくお願いします! (2019年8月14日 23時) (レス) id: ae51143ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ - とても面白いお話でした。 感動しました。 更新がんばって下さい。 (2019年8月14日 21時) (レス) id: fba554419c (このIDを非表示/違反報告)
リートゥ(プロフ) - 棒キャンディさん» 好物!それは良かったです!実は私も……笑更新頑張りますので見てってくださいね! (2019年7月31日 13時) (レス) id: ae51143ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リートゥ | 作成日時:2019年7月14日 23時