旦那様の限界 ページ34
sideA
何たる失態だ
よもやこの俺が毒を盛られるとは..
夕餉時であった
思わず落とした猪口が割れて皆の視線が集まる
あぁ...くそ
身体が熱い
今剣「...あにうえさま？」
石切丸「大丈夫かい？」
『来るな！！』
近づいて来ようとする弟達に叫び制する
ビクリと震え動きを止めた弟達を視界の端に捉え
俺は自分の身体を自分で抱きしめた
落ち着け...落ち着け
大丈夫。大丈夫だ
『ﾌｰ..ﾌｰ』
どの刀も旨そうに見えてしまう
だが俺は髭切以外を抱くつもりなどない
くそっ.....高揚を抑えなければ..
頭では分かっているのに..理性が切れそうだ..
『っ..』
俺は皆の視線から逃れる様に
急いで広間から飛び出した
しかし...
髭切「っ..！？」
『！』
出た瞬間に湯浴みを終えた髭切とぶつかってしまった
髭切「A...？どうしたんだい？」
髭切は俺を見ると目を見開き見上げてくる
湯浴みのせいで何時も以上に..色気が出ていた
『..』
ﾌﾟﾂﾝ、と理性の切れる音を微かに聞いた俺は
立ち尽くす髭切の腰に手を這わせ口付けを交わした
髭切「！」
身体の熱が下がらない..
浅く口付ける余裕なんてない..離れようとする
髭切の頭を抑えつけ無理矢理唇を割り舌を入れる
髭切「や、め.....ぁ」
皆が見ているのだろう
だが一度切れた理性を戻すなど無理だ..
......しかも、ここでお預けなど生殺しにも
ほどがある
腰から砕けそうになる髭切を支えてやった時
髭切の弟の膝丸に弾かれ俺は一歩後退する
膝丸「兄者が止めろと言うたら止めろ！」
髭切「...と...うと」
髭切はもはや呂律も回らぬ
俺の身体も限界に近かった..というか超える
膝丸を無視し再び髭切に腕を伸ばそうとした刹那
またしても邪魔が入った
騒ぎを聞きつけた薬研藤四郎だ
薬研「何事だ！？」
そしてその手には一杯の水がある
膝丸「！..それをくれ！......兄者、これを飲んで落ち着くんだ」
それを見た膝丸は素早く奪い髭切の口にあてがった
薬研「あっ...ちょっ」
そして薬研藤四郎が止める暇もなく
髭切は喉を鳴らしそれを飲み込んだ
その数秒後だった
『なっ..』
膝丸「んな！？」
薬研「あちゃ」
髭切「...ありゃ？」
髭切の姿が
幼い童に変わってしまったのは..
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風船ガム - ぐじゅぇりさん» おおお！お久しぶりです！！そうですね！愛されています！ (2018年12月2日 17時) (
レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
ぐじゅぇり - お久しぶりです！こっちにも来てみました。やっぱ愛されてますねぇ (2018年12月1日 18時) (レス) id: f643507f9d (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - レオさん» ありがとうございます！！...是非嫁との絡みをこれからもお楽しみください！ (2018年11月14日 18時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
レオ(プロフ) - 更新を楽しみしながら見てます！完結したのがさみしい、、是非番外編や続編で嫁との絡みが見れる日を楽しみにしてます！ (2018年11月13日 0時) (レス) id: dabb770a1a (このIDを非表示/違反報告)
風船ガム - ながながな「和」〇雷おこしさん» どういたしましてです！......すみません...すごい、もう何がなんだか分からなくなってしまいまして！..そんな事言って下さりありがとうございます！...嫁さまは強いですｗ (2018年10月24日 22時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風船ガム | 作成日時：2018年8月26日 19時
