第191話 染岡の分まで ページ42
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「かなり高性能だな」
「うん。レベル上げるともっと激しなるで。最高レベルはウチらもクリアできへん！」
マシンを見ながら鬼道が述べた言葉に、リカは頷いた。円堂は目金がふっ飛ばされた模型を拾い上げた。
「面白え〜〜！！俺、ここでめちゃくちゃ特訓したい！！」
「イプシロンとの戦いまで残り三日……ここで今まで以上に特訓ができる……強くなれるはずだ」
「使わせてもらっていいか！？」
「え〜〜〜〜……」
リカが微妙な声を上げると、一之瀬は眉を下げた。
「ダメなの？」
「もちろんええよ〜〜〜！！！」
リカは一之瀬の腕に絡みつくと、すぐにそう言った。
他の部屋もみんなで見て回り、マシンの性能を確かめた。
「すごいね、君たちの特訓場」
「ウチらのやないで」
「えぇ！？」
リカの言葉に、円堂たちが驚愕した。
リカの話を聞くと、どうやらここは、リカたちが偶然見つけただけの場所だという。そのため、ここの特訓場がもともと誰のものだったのか、彼女たちも知らないという。
「大丈夫やって！今まで誰も文句言ってきたりしてへんし、怒られたら謝ればええやん！」
「これだけの施設……もしかしたら……」
夏未の言葉に、秋がハッとした。
「まさかエイリア学園……！」
「エイリア？ああ、あのサッカーで地球を支配するとかいうとる連中か。あははっ、そないなわけないやん！！うちらずっとここ使うてるんやで？奴らのもんやったらすぐ取り返しに来るんちゃうか？」
リカが笑いながら軽い調子で言った。
──────
FWであるAと吹雪は、ゴールネットの前に設置されたマシンを突破してシュートを決めなければならない、というマシンの前に立っていた。
マシンのレベルをLv.3にセットし、吹雪がボールを蹴った。
「行くよ…！」
吹雪のシュートがゴールネットに向かって蹴られた。しかし、それは高速で回り続けるマシンによって遮られ、ボールは跳ね返った。
「ゴールしたきゃあいつをぶっ潰せってことか……やってやろうじゃねぇか！！！」
Aは落ちたボールを拾い上げ、真剣な顔でボールを見つめた。
「(染岡の分まで、私ももっと強くならないといけない……)」
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第192話 吹雪と睦月→←第190話 見かけで舐めたらあかんで
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無名(プロフ) - ヤギさん» 返信が遅れてしまいごめんなさい😭🙏嬉しいですありがとうございます…😭😭🙏🙏💕💕 (2022年10月4日 19時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
ヤギ(プロフ) - とても面白くて最初からここまで一気に読んでしまいました、応援してます！ (2022年6月1日 4時) (レス) @page2 id: 4a42e1cfde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年5月9日 22時
