第184話 大阪ギャルズCCC ページ35
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「で、でもそんな話一言も……」
「当たり前やん！そんなん言うたら食べへんかったやろ？」
彼女はそう言うと、雷門イレブンのみんなに目を向けた。
「ま、そういうことやから、エイリア学園かなんか知らんけど、そいつらはアンタらだけで倒してな！ダーリンはウチとここで幸せな家庭築くやってな♡」
「ダーリン！？」
少女は店の中に入ってきた雷門イレブンのメンバーたち外へと放り出した。
「お好み焼き食わへんのやったら出ていってや〜！商売の邪魔やから！」
「お、おい、ちょ、待てよ！」
「ほな、さいなら！」
そう言って、少女は店の扉を閉めると、横に「閉店」の看板を立てかけてしまった。
店の外からは、一之瀬が逃げ惑う声と、少女が追いかける音が聞こえてくる。
「ダーリン、そんな逃げんでもええやん〜！」
「だからダーリンじゃないって！」
「またまたぁ、照れてもうてから〜！」
「うわ〜〜〜っ！円堂ぉ〜〜〜〜！」
みんなは困ったような顔で、呆然と扉を見つめていた。
「一之瀬先輩、このままお好み焼き屋さんになっちゃうんッスか？」
円堂は一之瀬がお好み焼き屋さんとして働く様子を想像して、すぐに否定した。
「そんなこと、あるわけないだろ！何が結婚だ！！」
「ちょ、どいてんか！」
また扉に手をかける円堂を、一人の少女が突き飛ばした。
「何するんだ！」
「何って、リカ呼びに来たに決まってるやろ？」
よく見ると、少女は一人ではなかった。10人ほどの少女が集まっている。
「キュート！」
「シック！」
「クール！」
「うちらナニワのサッカー娘！」
「キュートで、シックで、クールな大阪ギャルズ！
聞かれてもいないのに、決めポーズで自分たちの紹介をした彼女たちは、どうやらサッカーチームのようだ。
「何やっとんのやリカ！練習時間とっくに過ぎてんで！」
そのうちの一人が勢い良く扉を開けると、リカと呼ばれた先程の少女が、一之瀬を捕まえているところだった。
「か、香津世……」
「あっ…！え、嘘……！？」
香津世と呼ばれた彼女は、食べ終えたお好み焼きの皿を見つけ、チームメイトに呼びかけた。
「みんな！リカが結婚相手見つけたで！！」
「結婚相手〜！？」
彼女たちは一気に店の前に集まり、リカの「結婚相手」がどんな人物なのかを見始めた。
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無名(プロフ) - ヤギさん» 返信が遅れてしまいごめんなさい😭🙏嬉しいですありがとうございます…😭😭🙏🙏💕💕 (2022年10月4日 19時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
ヤギ(プロフ) - とても面白くて最初からここまで一気に読んでしまいました、応援してます！ (2022年6月1日 4時) (レス) @page2 id: 4a42e1cfde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年5月9日 22時
