第420話 リズムを狂わす休止符 ページ21
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ボールが一之瀬へと渡り、一気に攻め上がった。
「ええでダーリン！そのまま一気にシュートや！！」
「これが円堂の力……グランを惹き付けた、円堂の力か！」
「だが、所詮は悪あがき…」
一之瀬の前に、ディフェンダーのボンバが立ちふさがっていた。
「“イグナイトスティール”！」
一之瀬がボールを奪われた。
前線のメンバーに、ことごとくボールを奪われてしまう。ゴール前まで攻め上がることが、困難な状況だ。
「土門！」
土門にパスが回った。しかし、前線に目を戻したときには、ドロルが迫ってきていた。
「───っ！」
「“フローズンスティール”！」
「うああっ！」
土門がボールを奪われた。
パスが繋がらない。前線へと持ち運ぶことができないため、シュートすら打てない状況だ。
ディフェンスラインを下げているせいで、中盤が手薄になっているのだ。
ここで円堂を上げてしまえば、守りのリズムが崩れてしまう。だが、円堂が上がれなければ、デスゾーン2が打てない。
塔子がボールを奪われ、ゴッカからリオーネへとパスが回った。試合は、完全にカオスのペースのままだ。
「これが雷門か。大したことないな」
前半の残り時間はもうわずかだ。
カオスの完璧なパス回しに、付け入る隙が見当たらない……打つ手なしと思われたその時、鬼道が何かに気づいた。
「見つけたぞ…リズムを狂わす休止符を！」
「ヒート！」
ネッパーがヒートへとパスを回したその時、鬼道がボールをカットした。
「円堂！！」
「おう！！」
円堂、土門、鬼道の三人が上がっていく。
そして、回転しながら高く飛び上がった。
「“デスゾーン”が帝国の意思統一から生まれた必殺技だとすれば………“デスゾーン2”は個性のぶつかり合い！」
「デスゾーンが足し算だとすれば……」
「俺達のデスゾーン2は──かけ算だ！！」
「“デスゾーン2”！！」
三人のデスゾーン2が、ついにカオスのゴールへと打ち込まれた。
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第421話 どんな攻撃にも穴がある→←第419話 負けてられないぜ
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無名(プロフ) - 鮭の神様(元 レオ)さん» こちらでもお褒めの言葉ありがとうございます！😭🙏嬉しいです〜〜〜更新頑張ります😭💪🏻ありがとうございます〜！ (2022年11月15日 18時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
鮭の神様(元 レオ)(プロフ) - 設定資料の方にもコメントさせてもらいました！ドキドキしながら読ませてもらっています……😇無理せず頑張ってください！！ (2022年11月15日 18時) (レス) id: 8332330280 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年11月4日 7時
