第005話 面白くなってきたぜ ページ6
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半田は不安げに眉を下げた。
「しかし、これでもまだ九人だぞ」
「十人だけど」
「！！」
半田が寒気にぶるりと身震いしながら後ろを振りむくと、新たに部員として加わっていた影野が立っていた。
「ごめん、気づかなくて」
「影野も入部したんだっけな！」
影野はニヤッとした。
「いいのさ──俺はもっと、存在感の出せる男になりたくて来たんだからね」
─────
土埃が上がり、校門前に装甲バスが止まった。
中から現れた、帝国学園のサッカー部メンバーたちを、周りの生徒も不安げに見つめている。
「鬼道さん、なんでこんなチームと試合を？うちのスキルが上がるとは思えませんけどね」
「面白いものが見れるかもしれないよ」
「………面白いもの？」
「まあ、楽しみにしておくことだな──」
バスの上の方に帝国学園の旗が立っている。その場から、影山零治が姿を現した。Aは彼を見上げた。鬼瓦が追っている男だ。いくつもの悪事を働いているにもかかわらず、証拠を残さないために逮捕ができないのだ。
「雷門中サッカー部のキャプテン、円堂守です！ 練習試合の申し込み、ありがとうございます──」
「初めてのグラウンドなんでね」
円堂が前に出て、キャプテンの鬼道有人と握手をしようと手を差し出すのを遮って、鬼道は続けた。
「ウォーミングアップしてもいいかな？」
「あ、ああ……どうぞ」
雷門サッカー部のメンバーがその場を離れ、グラウンドでウォーミングアップをする帝国学園の動きを見ていた。
彼らの動きは凄まじい。とてつもない速さだった。
「おいおい、なんだよあの動き………！」
「あんなのと試合すんのかよ……」
その時、鬼道有人が、円堂に向けてシュートを放った。
間一髪で止めたが、ボールはころりと地面に落ち、円堂のグローブには黒焦げた跡が残った。
皆が心配する中、円堂は笑った。
「面白くなってきたぜ！」
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第006話 枯れ木も山のにぎわい→←第004話 見るほうが好きなんだ
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無名(プロフ) - マナさん» 大丈夫ですよ！頑張ってください〜！ (2022年3月5日 22時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 無名さん» 迷惑かけてすみません…… (2022年3月5日 18時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - まるまるんさん» そうだったんですね笑 わざわざありがとうございます😭🙏💗 (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - マナさん» 私の名前と作品名を表記して下さればそれで大丈夫です🙇♀ (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - まるまるんさん» まだ書いてはいませんが…イナズマイレブンの話なんですけど… (2022年3月5日 17時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年3月2日 8時
