第042話 野生中のサッカー部 ページ43
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試合当日、雷門イレブンは野生中へ来た。
野生中はまるでジャングルのような学校だった。あたり一面、木ばっかりだ。
「ここが…野生中？こんなジャングルの中にあったんだ…」
その時、鶏の鳴き声のような音が聞こえ、皆がそちらを振り向いた。夏未がここへ来るまでに乗っていた車を、少年たちが好き勝手漁っていた。
「これが車コケ！初めて見たコケ！」
「タイヤが4つもついてるシー！」
「スゲー！！中は機械でいっぱいでゴス！！」
「な、なんなの……」
春奈は彼らを指差した。
「あの人たちですよ！野生中のサッカー部！！」
「あんなのに負けられるかよ……！」
野生中グラウンドの周りには、たくさんの観客がいた。しかし、それも皆野生中の応援だ。
「観客がいっぱいだ！本当にフットボールフロンティアが始まるんだな！！燃えてきたー！！応援に来てくれた人のためにも、頑張ろうぜー！！」
「って、全部野生中の応援だろ？」
円堂がズルッと崩れた。
「俺達弱小サッカー部の応援なんざいるわけ……」
「いるんだよ！ほら！」
円堂が指差した方向に、まだ小さい男の子三人組が立っていた。
「雷門中ー！頑張れー！！」
「サ、サク！？」
「にいちゃーん！！応援に来たよー！！あれが俺の兄ちゃんだ！！」
どうやら彼は壁山の弟らしい。
「あの帝国に勝ったー！！」
「お前の兄ちゃんすげーんだな！！」
「兄ちゃん頑張れ！」
「お……俺、トイレ行ってくるッス」
くるりと向きを変えてトイレに行こうとする壁山を、円堂たちが4人がかりで抑えた。
「もうすぐ試合が始まるって！」
その時、キャー！という黄色い悲鳴が聞こえ、みんながそちらを向いた。見ると、雷門の制服を着た女生徒が数人いた。
「うちの学校の生徒も、応援に来てる奴がいるじゃねえか！」
「しかも女子！」
「いや……あれは…」
春奈が苦笑いした。
「Aちゃ〜ん！！！」
みんなの視線が今度はAに向き、Aはひくっと口角を引きつらせた。
「お前かよ！」
「マネージャー頑張って〜！！」
「選手よりマネージャーを応援する人、初めて見たでやんす……」
Aが苦笑しつつも彼女達に手を振り返すと、また黄色い悲鳴が上がった。
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無名(プロフ) - マナさん» 大丈夫ですよ！頑張ってください〜！ (2022年3月5日 22時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 無名さん» 迷惑かけてすみません…… (2022年3月5日 18時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - まるまるんさん» そうだったんですね笑 わざわざありがとうございます😭🙏💗 (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - マナさん» 私の名前と作品名を表記して下さればそれで大丈夫です🙇♀ (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - まるまるんさん» まだ書いてはいませんが…イナズマイレブンの話なんですけど… (2022年3月5日 17時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年3月2日 8時
