DESPAIR 37 ページ37
黒「⋯⋯A。こんなところにいたのか。」
私「別にどこに居ようと私の勝手だろ？」
そこに居たのは黒尾と赤葦。
だが、赤葦は佐久早に警戒していた。
赤「⋯⋯佐久早。お前、あの時したこと忘れないからな。」
佐「あー⋯そんな事もあったな。でも、もうそれは用済みだし、忘れてくれないかなー京治君？」
そう言うと赤葦は佐久早の胸ぐらを掴んだ。
見てわかる。赤葦はとっても怒っている。
普段冷静で無表情が多い赤葦が怒っている。
佐「何？やる気？別にいいけど、今術の使えない京治君に勝ち目なんてないんじゃないの？」
赤「うるさい。術が無くても俺は⋯⋯！！」
赤葦が佐久早に殴り掛かろうとした、その時。
『バチン』
と大きな音が響き渡った。
赤「⋯⋯っ！」
赤葦は頬を抑えていると、次に佐久早の首元に刃を当てている
その人物は───────
瀬「佐久早、そんな言い方は無いだろ。
それと、赤葦。頭を冷やせ。お前らしくねぇな。」
反省してないなら、今ここでお前を殺してもいいんだぞ。と瀬見は低い声でそう言う
佐「やってみろよ。出来るものならね。」
佐久早はそう言うと瀬見は持っていた刀でどんどん佐久早の首に刃をめり込ませる
そして、佐久早が付けていたマフラーが切れ、首の肌がさらけ出された。
私は佐久早の首の痕に目がいっていた
その痕は首を囲っていて赤黒く、例えるなら首吊りをした時に出来た跡があった
場所は違うが色は私の舌にある色と同じで
佐久早も何らかの悲惨な過去があるんじゃないかと思った
私「瀬見。もうやめろ！！」
そう言うと、瀬見はため息を吐き。刀を下ろす。
瀬「言われなくてもやめるつもりだったぞ。⋯⋯やっぱり佐久早、お前は"死"が怖くないんだな。」
そう言って瀬見は鞘に刀を納める
佐久早は相変わらず、顔色を変えずにいた。
瀬「それよりも、A。また俺の所にこんなものがあった。」
そう言うと瀬見はポケットから紙切れを出し、私に渡す
それに書かれていたのは【赤い月を見ているの】
そして、もう1枚には【暇つぶしのおとぎ話】
私「さっぱり、わからねぇな。」
前のメッセージと組み合わせても、意味がわからねぇし。なんだこれ
瀬「やっぱり、わからねぇか。」
私「悪いな。」
そう言うと、黒尾は月島達を呼んでくると言ってその場を離れ、しばらく経つとまた聞きなれた声が段々と近づいてきた。
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黄葉 葉華 - ごのはさぁーん!!!!!! (2018年3月20日 17時) (
レス) id: 4ea49a173b (このIDを非表示/違反報告)
☆ - とても面白いです！あと、□が全くわかりません、もしよければヒントをお願いします！更新、頑張ってください (2017年4月3日 22時) (レス) id: cb52ce9e55 (このIDを非表示/違反報告)
ミラクルゲスガール - この作品を見ていつもドキドキさせて貰っています(*^^*)更新ファイトですo(^▽^)o (2017年4月1日 9時) (レス) id: fd426a3898 (このIDを非表示/違反報告)
りぃにゃん(プロフ) - ■と□が全く分からないです汗更新楽しみにします！頑張ってください！！ (2017年4月1日 1時) (レス) id: 44e88fefbd (このIDを非表示/違反報告)
まめ丸(プロフ) - 読めるのを毎回楽しみにしてます！最新頑張ってください！ (2017年3月24日 13時) (レス) id: e76f8af672 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フェロカ
| 作成日時：2016年12月11日 0時
