Despair School ─ THE LAST STAGE─【ハイキュー】

DESPAIR 27 ページ27

佐「そんな、警戒しなくていい。」


佐久早はため息を吐いてそう言ったので、私はナイフをしまった


佐久早は自分の隣の床にぽんぽんと手を叩き、座れば？と訴えている目をしてるので私はその場所に座った


私「お前、ここで何してるんだ？」


佐「それはこっちの台詞だから。Aこそ、こんな場所に何か用？」


鉄朗達と一緒にいたんじゃないの？と言うので


喧嘩して、走って逃げた。と言うと


お前らしいな。と笑う佐久早


そんな、佐久早を見て私はとある事に疑問を抱いた。


私「お前⋯⋯なんで私達を襲ったんだ？」


そう言うと佐久早は少し黙って


佐「ＮG行動、だったんだよ。」


私「へ？」


佐「俺のＮG行動は【一番関わりがある人が3回目のタイムリミット以内に襲撃死又は味方の誰かに殺される】俺はAしか関わってないからめっちゃ捜した」


他にカモフラージュとしていくつかの人達を襲う振りをしたからめっちゃだるいからお気に入りの場所にいるって言うわけ。と気だるそうに言う佐久早


なるほど。でも、そのせいで天童と瀬見はバラバラになり


天童は絶望に殺された。


手をぎゅっと握りしめると


佐「つかさ、AのＮG行動って何なの？」


俺のＮG行動教えたんだし、教えてくれてもいいと思うんだよね。と私の顔を見てそう言う


私はバングルをチラッと見て、黙る


私の⋯⋯⋯ＮG行動は⋯⋯⋯


暫く考え込み


⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯これでいくか。


佐「⋯⋯⋯言えないの？」


私「⋯⋯⋯いや、正確には言えるが見せることは出来ない。」


佐久早はどういうこと？と言うと


私「私のＮG行動は【ＮGコードを見られる】ことだ。」


だから、ＮGコードは見せられない。と私は佐久早に言うと


ふーん。と佐久早はいつもの顔でそう言う


ごめんな。と私はそう言う


佐「まぁ、それなら仕方が無いし。謝ることは無いと思うけど。」


私「まぁ、そうだけどさ。」


私が謝ったのはＮGを見せられないことじゃない


ＮGを知られたくないんだ。


そう思うとバングルから夜時間だよーと及川の声が聞こえ


私の意識は素早く無くなってしまった








？？side


次で３回目のタイムリミットを迎える


だが、ＮG如きに左右されない。


俺は絶対に殺さない。


死ぬのは怖いが、アイツが生き残ってくれれば


俺は嬉しい。


そう思って俺は意識を手放した

DESPAIR 28→←DESPAIR 26

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す