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別れ際の笑顔を思い出すたび、
この胸がきゅっと締め付けられる。
この切なさは、何だろう。
今までに感じたことのないような心地だ。
「………でね、その子の笑った顔が、
すごく炭治郎に似てるの」
「ふぅん、そうなんだ……」
久しぶりに会った炭治郎は、
背も伸びて大人っぽく見えた。
俺とひとつしか違わないのに。少し羨ましいなぁ。
「もちろん顔のことじゃなくて、なんか………
見ている人を、優しい気持ちにしてくれる感じがさ」
なるほど、と相槌をうつ炭治郎。
彼もまた、鬼によって家族を失い、鬼殺隊の
剣士になった。
彼の目は、父さんと同じ紅色をしている。
その目がにわかに……爛々と輝き出した。
「で、時透くんは、その子のことが好きなのか？」
「………え？」
「俺が思うに、その感情は、きっと恋だよ」
恋…………？ 恋って、なに？
「……ほら、好き、とか愛してる、とか」
「………思った事ないな。わからないよ」
「そうか…………」
眉尻を下げ、しょぼんとする炭治郎。
そういう君はどうなのさ？ 好きな女の子がいるの？
聞いてみたなら、いないよ！ って言って笑うかな。それとも、顔をほんのり紅くして、うん………。って俯くだろうか。
ともあれ、恋するということを知っているんだな。
なんで俺にはわからないんだろう。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
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ラッキーナンバー
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藤葛(プロフ) - らっぴょこさんさん» ありがとうございます…！嬉しいです…更新頑張ります (2020年7月23日 19時) (
レス) id: 3bacfd04fc (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん - とっても良い作品ですね！文才がうらやましいです､､、。頑張って下さいね！ (2020年7月23日 13時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤葛 | 作成日時：2020年7月15日 8時
