藤ノ花ヲ食ベテ【鬼滅の刃】 (ページ29)

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・ side 天元ページ29

「おいお前、俺の嫁になれ」

『………へ？』

不死川が降ろしてからすぐに抱き上げ求婚してみるが呆気にとられたような顔をしてやがる

地味な顔だが可愛いな

前からは殺気のこもった視線が八人から向けられる

なんだお前らこいつのこと好きすぎじゃねーか

特に胡蝶と時透

「で、返事は？」

とりあえずその殺気から目を逸らしたくてそう声をかけて返事を促してみれば

『ぴゃぁあああー！！』

「派手な声出すじゃねーか！」

何とも可愛げのある派手な声を出した

嫁にしたら毎日楽しそうだな

「で、祝言はいつ挙げる？派手な祝言じゃねーとなぁ？」

『挙げません…しのぶ様とがいいです…あと派手じゃないのがいいです』

祝言をいつ挙げるか聞いてみれば断られ胡蝶とがいいと言われ派手は嫌だと言われた

おい胡蝶、お前地味に喜んでんじゃねぇ

顔が緩んで声はいつもより嬉しそうじゃねぇか

それに時透もざまぁみたいな顔しやがって

あいつらと睨み合っていると胸元に地味な振動

そっちに顔を向けると頭突きをしながらぶつぶつと言葉を呟いている

『この筋肉め…筋肉め…』

「何言ってんだお前…」

これにはさすがに引いた

『もう絶対宇髄様とは祝言挙げないです』

「それは派手に反対だ。4人目の嫁にするって決めたからな」

『3人いるなら十分じゃないですか！』

「お前が嫁になってくれれば満足するな」

それが伝わったのかなんなのか絶対に祝言を挙げないと言われる

4人目の嫁にすると言えばキッと睨まれた

んな4人目だからって蔑ろになんてしねぇのにな

ちゃんと愛してやるのに

「派手に守ってやるからよ。俺の4人目の嫁になってくれよ」

『………やっぱりしのぶ様がいいです』

まだ胡蝶には勝てねぇが脈アリってところか？

表情は隠れてて見えないが耳まで赤くなってるし抱き着いてくれたしな

いつか絶対に俺の4人目の嫁にしてやる
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やっと柱編終了
(順番に意味は一切ない)