Cinderellaに憧れて Tamamori×Miyata

＊12＊ 食べられない... 〜T〜 ページ16

ガヤに、すっごく迷惑かけて...

朝帰りで、疲れてるはずなのに、わざわざふかふかのベットに寝かせてくれて...

ガヤにこれ以上迷惑をかけたくなくて、一度家に帰ってから仕事場へ行くことにした。

そして、お詫びにオムライスを作ることにした。

最近作れるようになったんだ！

見た目はなんとも言えないけれど...

それには、理由があって...

食べ物の匂いがダメになっちゃったんだ...

匂いをかぐだけで、吐き気がしちゃって...

ガヤには悪いけど、何回もトイレとキッチンを行き来して、えずいてしまった。

胃液しか出てこなかったけど...

それでも、失敗したらまずいから、味見だけしようかと思って、一口だけ食べた瞬間、胃から何かが込み上げる様な感じがして、そのままトイレで吐いてしまった...

何回も、トイレの消毒をして綺麗にしたけど、俺、やっぱりガヤに迷惑しかかけてなかったなと思う。

よく見ると、ガヤの目はクマがすごくて寝れてなかった中で、俺のせいで、自分はソファに寝て、俺をベッドにわざわざ寝かせてくれた。

すごく重たかっただろうに...

一応置き手紙を書いてガヤの家を出た。

手紙にはタクシーを使うと書いたけど、そんなに金を持ってきてないし、電車で帰ることにした。

だって、ここから家までなんてわからないもん。

携帯の充電切れちゃったしさ。

今の時刻は午後朝5時前。

始発が確か、朝5時20分前後だったから、今行っても大丈夫だ！

今日は、朝6時30時集合で、6時にマネージャーが来るから、それまでに帰んないといけないから、やっぱり、始発で行かないと、間に合わない！

ダッシュで、駅に行き、5時17分に着いた。

5時19分発があったから、それに乗り、自宅へ向かった。

最寄駅に5時35分頃に着き、またダッシュで家に帰った。

5時55分に家に着き、家に入って、息を整え、財布やら、上着やらをバッグに入れた。

その時、インターフォンがなって、マネージャーを確認し、家を出た。

マネージャー「どうやら、連絡行き渡ったみたいで良かったです。息、乱れてますけど大丈夫ですか？」

「大丈夫。」

マネージャー「そういえば、また玉森さん、痩せましたけど大丈夫ですか？」

「うん。」

マネージャー「痩せすぎないでくださいよ。あと、食べる時はちゃんと食べてください。」

食べる時は食べろって言われても...

食べられなくなっちゃったっぽいしね...

でも、まだ痩せなきゃいけないから...

マネ、それは無理だよ。

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