ジョッシー松村のお悩み相談所

の ページ8

千賀said

今、楽屋にいるのは、俺と、横尾さんのみ。

ガヤさんは、ニカに連れて行ってもらった。

横尾さんは、雑誌を読んでいる。

「あの、横尾さん。」

横尾さん「ん？」

負けんじゃねぇ。

頑張れ、俺。

「このあとってあいてるかな...？」

横尾さん「うん。空いてるよ。」

「よかったら、飲みにでも行かない？」

横尾さん「いいよ。」

やったぁー！

とりあえず、横尾さんを食事に誘うことはできた。

あとは、告白か。

頑張るぞ！

そんな時...

ガヤさん「わた〜今日、どっか食べに行こうよ〜」

横尾さん「ごめん。先約入ってて。」

ガヤさん「わかった〜。」

ガヤさん、ごめんなさい。

でも、ちゃんと頑張ってくるから！

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

現在の時刻、19時20分。

待ち合わせの時間は19時30分だから、ちょっと余裕がある。

横尾さん「こっちこっち。」

「うん！」

やっぱり、横尾さんの方が早かったか。

横尾さん「何飲む？」

おれは、正直酒は好きじゃない

でも、酒には強くてあんまり酔わない方だから、多分、マジ酔いはしないだろう。

「ビール飲む。」

横尾さん「了解。」

横尾さんは、ビールとつまみを頼んでくれた。

横尾さん「健永、なんか悩み事でもあるの？」

「うん、俺、好きな人がいるんだ。」

横尾さん「え、そうなんだ...」

なんでかな？

横尾さんが、一瞬だけ悲しい目をしたのは。

「でもさ、その人が遠い存在で、10年以上想っているのに、なかなか伝えられなくてさ。」

店員さん「はい、ビールねー。」

そして、俺は店員さんから受け取ったビールを一気飲みした。

「あ、まって。店員さん。ビールおかわりください。」

横尾さん「健永？大丈夫？」

「だいじょーぶ。」

そしてもう一回、ビールを一気飲みした。

正直全然酔ってない。

横尾さん「ちょっと、やめなよ...」

俺は、横尾さんの言うことを聞かず、そのままグビグビと飲み続けた。

...

横尾さんも、俺も、お腹が満たされてきて、帰ることになった。

ここからが勝負だ！

健永「よこおさーん。」

横尾さん「なに？」

健永「おくってってー。ねー。いいでしょー？」

それと、一緒に諭吉も渡した。

横尾さん「送ってくのはいいけど、お金は受け取れないよ。」

健永「じゃなきゃひとりでかえるもーん。」

あ、しくじった！

横尾さん「わかった。でも、今度飲みに行く時はちゃんと俺に払わせてよ。」

健永「はーい。」

いい流れじゃね？

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