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「決まったァ?」
残り1分を切った頃、レノルはしびれを切らして声を上げる。
トンパが4年前の話を聞かせ、他の4人はありえないという顔で耳を傾ける。
そしてその話も終わった頃、また相談していた。

「……殺されない方法が一つだけある。」
トンパは声の音量を下げ、言う。

「アイツに気に入られる、それだけだ。」

自らもそれで助かった、確証はある。どうかこれだけは信じてくれ。と4人に告げた。

そして、出てきたのは2人。
キルアと…黒髪の少年。

「ふーん、ノアと同じくらい?」
「もうすぐ12!」
「ありゃ、ノアより少し上だね。キミは?」
「俺はゴン、こっちはキルア!よろしくね、レノルさん、ノア。」

挨拶をしている場合じゃない!とキルアはゴンを小突いた。その様子にレノルはくすくすと笑う。

「……ふぅん、じゃ、始めようか。」

背を向けるレノルにゴンが口を開く。

「ねえ、ほんとうに殺さなきゃだめ?」

振り返ったレノルの瞳に映ったゴンは悲しげに見上げていた。

「それが試験だよ、殺さなきゃ落ちるよ?」
「でも……」

やっぱり良くないよと言おうとしたゴンの喉元にナイフが突き付けられる。
ひゅ、と声にならなかった息が漏れ出て消えた。

「合格したければやれ。したくなければ死ね。」

カラン、とナイフを落とし、闘技場の端へ移動したレノル。どうやらそこで試合を観るようだ。

「ハイ、始めー。」
気の抜けた声と共にノアは2人に襲いかかった。とても10歳ほどとは考えられないほどの俊敏さで、2人に攻撃を仕掛けている。

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如月 昴(プロフ) - 待ってます (2020年12月24日 0時) (レス) id: f6be19e74d (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - 如月 昴さん» コメントありがとうございます〜!いずれ本人も戦う(予定)ので気長に見守ってやってください……() (2020年12月24日 0時) (レス) id: 6c23cea859 (このIDを非表示/違反報告)
如月 昴(プロフ) - 夢主の性格は好きだけど妹にやらせてるのはちょっと、本人にやってほしいな (2020年12月23日 17時) (レス) id: f6be19e74d (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - レイカさん» ありがとうございます(五体投地)頑張ります……! (2020年5月4日 19時) (レス) id: 6c23cea859 (このIDを非表示/違反報告)
レイカ(プロフ) - え、好きです(唐突)更新頑張って下さい! (2020年5月4日 15時) (レス) id: 2f295bf970 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪寝子 | 作成日時:2019年11月24日 22時

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