五節 予知 ページ14
｢敦くん、紹介するよ。彼が噂の西村くん。｣
西｢西村京太郎だ。宜しくな少年、Aからもう言われてるだろうが探偵だ。何かあった時は頼ってくれて構わねぇ。｣
にやりと笑みを浮かべながら左手を差し出す西村くん。
西村くんの右手は、自らの異能で失ったと言っても過言ではない。
自嘲しながら義手である右手を撫でる何時しかの彼が脳裡に過ぎる。
乱｢戻る事は聞いてたけどなんで戻ってきたの？｣
西｢ん？あァ。見ちまったのさ｣
敦｢見たって、何をですか？｣
西村くんは目頭を抑えながら言葉を放つ
西｢このヨコハマが戦場と成す、最低最悪な予知をよ。｣
自分の耳を疑いたくなった。
ヨコハマが戦場と成る？
死者が大勢出るじゃないか。笑えない。
｢本当なのそれ。いつ起こるとかの目星は付いてるの？｣
西｢俺の異能は断片的でいつ起こるかも解らねぇし、手掛かりが無かった。
＿＿＿＿唯、解ったのは『一般人が赤の涙を流して狂っていた。』っつー事だ。｣
敦くんは口を抑え乍目を見開き、乱歩さんは興味無さそうに窓の外を眺めている。
敦｢それは僕達で止めないと…！｣
｢…そうだね、止めれたらいいね。｣
その時、目的地の駅に着いたと告げる車内にアナウンスが響いた。
乱｢あ、着いたねー。さーさー降りよ！ほら行くよ三人共！！｣
駅をでて、直ぐの橋の下。それが今回の現場。
事件の内容は未だ聞いてないがブルーシートが掛けられている。
その事から推測するに、内容は殺人事件。
下に遺体が眠っているだろうと考えられるブルーシート。
＿＿＿＿見慣れてしまった筈なのに少し心が痛む。
眼を貰うのは嬉しいが、
矢張り同じ人間が死んでしまうという事はとても心苦しい事なのだ。
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 176人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユズナ(プロフ) - あ、ごめんなさい。まだ更新されるまえだったのでわからなくて聞きました。次の話でわかるようになってたんですね。早とちりしてしまいすみませんでした (2016年12月25日 4時) (
レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - ユズナさん» 本編に書いた通りです…！リアルの世界で眠っているのが大体どの位か分からないので長くなく短くない(？)１日半にしました；； (2016年12月25日 1時) (レス) id: fd3926eb76 (このIDを非表示/違反報告)
ユズナ(プロフ) - どうして1日半も…？ (2016年12月25日 0時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
雪寝子(プロフ) - 修正しました！；；ご指摘ありがとうございます！！ (2016年8月25日 19時) (レス) id: fd3926eb76 (このIDを非表示/違反報告)
犬鷲(プロフ) - 夜叉白雪に姫がついてますよ！ (2016年8月25日 18時) (レス) id: 32299e971f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪寝子 | 作成日時：2016年7月25日 19時
