Secret Love (ページ22)

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かこへんページ22

ゆっくり立ち上がらせてくれる梅ちゃん。
少しだけ顔を上げるとメンバーの心配そうな顔が目に入った。

差し伸べられた手を拒否する形になってしまって申し訳なくなった。

｢ごめん。｣

ようやく振り絞ってでた声はメンバーに聞こえてたかどうかも分からないくらい小さい声だった。

梅｢すみません。また連絡します。｣

メンバーとはわかれ、私と梅ちゃんはパトカーに乗った。

事情を話、私と梅ちゃんだけで後部座席に座らせてもらった。

乗ってる間、ずっと手を握っててくれたおかげでパニックにならずに済んだ。

警察に全てを話した。

ストーカーされていたこと、駅でのこと、もちろんコンビニでのことも。

事務所からはしばらくのあいだ自宅待機を。という指示を受けたため、自分の家に帰った。

梅ちゃんも着いてきてくれた。

梅｢はい。カフェオレ｣

｢ありがと｣

暖かいカフェオレを受け取りゆっくり飲む。

男に掴まれた手首はあざになってしまい、包帯を巻いてもらった。

その部分を梅ちゃんに優しく撫でられた。

梅｢ごめん、遅くなって｣

辛そうな顔をする梅ちゃん。どうして梅ちゃんがそんな顔をするの？何も悪くないのに。

｢んーん。来てくれてありがとう。嬉しかった｣

そういうと優しく頭を撫でられ、抱きしめられた。

あんなに怖かったのに一気に安心する。