心の花に..ふわり。無垢の羽根(jumpxjump)無垢の羽根シリーズ(３)

＝えんじぇる・８＝ ページ9

「いや〜すごいなぁ涼介は。」



感心し切りな宏太さんに

俺ってば、鼻高々でドヤ顔。

「てへへ〜そうなんですよぉ〜。
　涼ちゃんってば、エリートで〜♪」



「ふふ、まぁ慧は、ちょっと＿＿
　と、言うか、だいぶドジな天使
　だからなぁ＿＿ふふふ。」



「でも、そういう所が可愛いんですよね
　きっと。」


「ああ、そうだね。」



ニコニコ話した俺達の間に涼ちゃんは

綺麗な羽根をパタパタ。そして、ぷんすこっ。

「むぅぅぅー。」




「ん？？どうしたの涼ちゃん。」


「ゆと！！らめっ。かぁいいのは
　りょっちゃ、れしょーっ。。
　ぬぅー。」


「可愛いのはって＿＿＿ああ、そっか。
　そうだよ〜、裕翔が可愛いって思うのは
　涼ちゃんだよー。さっきの可愛いはね
　雄也がって事。」


「ぱぱ？」


「うん、そうだよ。
　雄也は慧ちゃんの事、可愛くて
　可愛くて仕方ないって感じ。」


「ん−・・。かぁいぃのー
　しかたなぃの。ゆとも、そぅ？
　りょっちゃのこと。。そぅおもゅ？」


「うん、もちろんだよ〜。
　そう思ってるよ、涼ちゃん。」



「ぅきゃ〜〜♪」

涼ちゃんは、綺麗な羽根をパタパタ。

そして、可愛いお手手をもじもじ。



「ふふふ。あ、ほら涼ちゃん。
　もうパタパタ、ナイナイして
　いいですよ〜。」




「あ―――ぃ♪」

手をピッとあげ、いい返事をした涼ちゃんが

よい姿勢で、丸いお腹を、ぽこ。っと突き出し

ペンギンポーズで、可愛く言った。



「えんぜる・うぃんなぁ〜☆彡」


そう言うと、パッと翼が消えた。




ゲラゲラお腹抱えて笑う宏太さんが

「すごい、すごいね＿＿消えたねっ。
　いや、、でも＿くくくく＿＿っっ。
　あれ、最初何て言ってたっけ？？」


「あ、あのですね。
　“エンジェル・ウィングー”って
　言ってるんです、涼ちゃん。」


「だよね。そうだよね・・
　でも、今は＿＿ウィンナーって
　言ってなかった？？」


「ふふふ＿＿そう。そうなんですよー。
　何故だか仕舞う時は、ウィンナー
　なんです。俺、気になったんで
　涼ちゃんに聞いたんですけど・・」

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