紫陽花の花に..ふわり。無垢の羽根(tkxin)無垢の羽根シリーズ(１)

＝真っ白な・２２＝ ページ22

「タピオカつ〜ヤツを。な、慧。」


「ん♪」

こくん。っと嬉しそうに頷く天使＿＿あ、可愛＿＿

って、ちっが〜〜うっ。・・あ〜コッホン。



「あ〜・・んで、慧のそれ、なに？」


「あ。んっと、、慧のはね〜
　みるくてーに〜」


「いやいや、ミルクティな、ティ。
　何、可愛さブチかましてくれてんだよ。
　って、可愛いってなんだつーのっ。
　＿＿んで、慧。ミルクティーの？」


「ん。えーっと、みるくてぃにね
　チョコのたぴおか〜♪」


「うっわーマジ甘そ〜〜。
　んで、裕翔は？」


「あ、俺？俺はね、抹茶に黒糖タピオカ
　ミルクティーの次に王道だよ。」


「へぇ〜・・。」


「雄也は？雄也は、何？
　透明だな。」


「お〜、俺はレモンソーダに
　カラフルなタピオカだぜ。」


「ほぉ〜。サッパリした感じだね
　雄也のは。」


「お〜そうだぜ。
　甘ぇもんは、女の食いもんだぜ。」


「何言ってんだよ雄也。
　いつの時代の男だよ」


「ふふふ。ま〜な。じゃ〜飲みますか。」




「「「いっただっきま〜す。」」」




プラプラ歩きながら、３人は一斉に

太めのストローに口を付け

チュゥ〜〜〜っと吸った。



こっくん。っと可愛い喉を鳴らし飲んだ慧が

「ん〜〜〜♡♡たぴぉか、おいしぃぃ〜〜。
　天国にもってきた〜〜〜ぃぃっ。」


「ん？け、慧ちゃん？？天国に・・？」


「慧っ、ちっげーべっ。ちげーって裕翔。
　慧は、天国みたいーっつったんだよ。
　な、なぁ、慧。」


「ん。。ん、そ、そぅだよ〜。
　てへへ〜、天国だよー。さすがだなぁ〜
　二ホンは、すごぃなぁ〜。」


「あ、そーっか、そう言ったのか
　な〜んだ、ふふふ。」




「ふぅ・・。」

はぁー・・危なかったぜー。



＿＿＿＿＿＿＿＿



「じゃ〜な裕翔、明日な。」

「ばぃばぃ、裕翔くん。」


「うん、雄也、慧ちゃん。
　また明日ね〜。」



家の前で別れ、「さ〜て。」っと自宅の門を入り

玄関のドアを開けんと＿＿＿

「ん？あれ・・もしかして。」


「んーなぁに、雄也。」


「あ〜・・もしや親父帰ってきてんのかも。
　お〜い、たっだいま〜〜。」



ただいまの“い”ぐらいで

ドタバタと足音をさせエプロン姿の親父が登場。



「おっかえりぃ〜〜。待ってたよ〜♪」って言いながら

ガシッっと慧を抱き締めた。


「＿＿ひゃぅっ。・。」




＿＿＿えええ？？おいおい、俺、無視？？

「ちょ＿＿ちょいちょい、親父ッ。
　俺は無視か、オイッ。」

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