紅一点は16人がだいすき！4 (ページ31)

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樹「眠たいと？」

　『うん。眠たい』

樹「寝よ」

抱っこされて寝室へ行く。
久しぶりの樹の抱っこが嬉しくて
ギューって力いっぱい抱きつくと
ふふっと笑って体を支える力が少し強くなる。

ベッドに着いても抱きついたまま、
樹の腕の中でじっとしていると

樹「そろそろ降りて？」

　『なんで？』

樹「寝るんでしょ？」

　『うん、寝よう』

樹から離れて布団に潜り込むと
安定の腕まくらをしてくれて
抱きついて寝るはずが、
なぜか樹の体もこっちを向いていて
向かい合う私たち(笑)

　『なんでこっち向いてんの？』

樹「最近腰痛いから横向き」

　『やりすぎじゃないの？』

樹「ヤってないわ」

　『練習をよ？』

樹「まぎらわしいでも」

次の瞬間、私の視界には
樹ごしに天井が広がる。

樹「ほんとなんだけど」

こんな状況なのに
久しぶりの何もしていない、
香水さえもつけていない樹から
目が離せない。

樹「いい？」

　『えっ？』

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ピピピピ am9:00

　『ん、、、』

樹を起こさないように
布団の中で衣類を身につけていく。
思い出すのは、暗闇の中の
樹の腹筋と腕の筋、そして唇の感触。

樹「ん〜、、おはよ」

　『おはよ、、、』

樹「ふふっ(笑) Aが可愛く見える」

　『どうゆうこと』

樹「最高だった」

　『言わないで//』

樹「顔赤いよ？」

見られたくなくて、抱きついたけど
逆に樹の素肌に触れて
また恥ずかしくなってしまう。

樹「かわいい」

　『ねぇ、とりあえず服着て？』

樹「ん〜、、、服どこ？」

　『下、、、そして私のも、、、』

樹「あった。 Aの？ないよ？」

　『え、、、パンツが行方不明なんだけど』

樹「どこやったと？」

　『樹が投げたんやろ〜』

樹「あ、あった。 T！しかもピンク」

　『口に出さんといて//』

樹「ごめん(笑)」