紅一点は16人がだいすき！4 (ページ30)

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健「ふふっ寂しいくせに〜(笑)」

洗い物が終わったのか
こっちにきてほっぺをつついてくる

　『はいはーい(笑)寂しい寂しい(笑)』

健「あ、適当に返事してんな(笑)」

　『ふふっ(笑) 健太さん、そろそろ用意
　した方がよさそうな時間ですよ？』

健「あ、まじだ。もう8時なんのかぁ」

しぶしぶ用意しだす健太さん
でも今日は瑠唯さんと一緒にラジオだから
ちょっと嬉しいはずなのに(笑)

♪ピンポーン
マースをお留守番させた樹が来てくれた。
健太さんとリビングにくるなり
さっそくヨギちゃんにダイブ(笑)
ほんとにもう1つ買おうかな？

　『マース大丈夫？』

樹「うん、ご飯セットしたし」

　『そっか、ごめんね』

樹「いや、大丈夫」

健「明日何時に帰る？」

樹「10時までには帰るつもりです」

健「犬？犬じゃない猫が心配？」

樹「健太さん何回間違えるんすか(笑)
　そうっす。マースが気になるんで」

健「じゃあ帰るとき連絡して」

樹「了解っす」

　『ご飯は？お風呂は？』

樹「もう済ませてきた」

健「A入ってきな？」

　『はーい』

健太さんの仕事の時間まで
そんなに時間もないから
急いでお風呂から上がると
鍵を片手にリビングをぐるぐるしてる人が(笑)

　『あがりました〜どうしましたか？』

健「スマホがないんだけど知らない？」

　『あ、あそこに(笑)』

洗濯物を畳んでいたところを指差すと
スマホをポケットに入れる健太さん

健「ありがとじゃ、行ってくるね」

　『いってらっしゃい♪』

健「はい、、、」

目を閉じて、顔をこちらに向けてくる。

　『え、しませんよ(笑)』

健「なんで〜！朝はしたじゃん！」

樹「朝したんだ(笑)」

　『いや、健太さんがね？
　誰か見てる前でなんて絶対しません(笑)』

樹「見てなかったらするんだ」

健「樹、見んなよ」

　『見てなくてもしない！』

健「照れ屋さんだなぁ〜まぁいいよ
　じゃ、いってきます」

樹･A「「いってらっしゃい」」

健太さんを見送った私たちは
冷凍庫からアイスを取り出して
ソファーに座ってテレビを見る

まあ樹はほんとに無口だから
2人でいても特に話すこともなく
ただぼんやり画面を見つめながら過ごす。

そんなことをしていると
だんだん眠くなってきて
樹の膝の上に頭を置いて
そのままソファーに寝転んだ。