皆のためなら心臓なんてくれてやる【wrwrd】【男主】 (ページ6)

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magia_4 ページ6

主人公side

城の中。医務室に向かっている途中。
仕事をサボったグルさんと出会った。

ペ神｢あれ？グルッペンまぁた仕事
サボってるの？トントンに怒られるよ？｣

とペ神が言うとグルさんは肩を
ビクつかせてこちらを向くと少し驚く。
まぁ、見知らぬ男の子抱えてるから
その反応は正しいのだが。

ｸﾞﾙ｢しんぺい神、Aその子は？
見たところまだ幼いし怪我はしてない
ようなんだが？｣

｢そりゃ目立つ怪我は治したよ。
けど、この子相当な暴力を奮われていた
みたいでね、痣に切り傷。
沢山あったし魔法の誤爆の跡も残ってた｣

ペ神は魔法誤爆の跡はわかってなかったから
そこは魔術師の僕が説明。

ｸﾞﾙ｢その親。粛清対象だ。
今すぐ対策とその子の身元を調べるゾ
構わないなしんぺい神、A｣

｢ん、了解。目ぇ覚ましたら報告するね｣

ペ神｢とりあえず医務室でこの子診てるよ｣

と、僕とペ神は医務室でこの子を
診ることにしたのだがこの子は悪夢に
うなされていた。

僕はベッドの隣の椅子に座って
この子の頭を撫でている。
少しでもうなされないように。

少しすると｢っ……!!｣と悪夢から目を覚ました

｢あ、起きたかな？｣

？『だ、誰？お母さん、おと……
ここは何処？なんでベッドで俺は寝てるの』

｢僕の名前？僕はA=アインツ
我々国唯一の魔術師さんでここの幹部です
まず君をここに連れてきた理由は
治療のためです。酷い怪我だったからね。
少し連れてこさせてかつ治させて貰ったよ
痛いところ、なぁい？｣

僕がニコッと優しく笑うとその子は
安心したように肩の力を抜いた。

？『俺、ムメイ。お母さん。
名前つけてくれなかったから。
名無しのことを無名って言うんだって。
俺、本読んで知った。』

｢……名無しって僕的には
呼びたくないんだけど、後で名前を
君にあげよっか。
さて、お母さんとお父さんのお名前言える？｣

ムメイ『お母さんは、サツキ･アラカルト
父さんは俺が物心ついた時には、
いなかったから、わかんない。』

｢そっか。ここの医師呼ぶね。
しんぺい神～起きたよ～｣

ペ神｢んー？起きた？
うん、健康状態は良さそうだね。
お腹すいたでしょ？ご飯どうぞ｣

そこにはホカホカのスープと
焼きたてふわっふわのパン。
どれぐらい食べれるかわからなくて
ペ神もこの食べやすい二つを持ってきて
くれたんだろう。優しいなぁ。