皆のためなら心臓なんてくれてやる【wrwrd】【男主】 (ページ11)

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magia_9 ページ11

主人公side

皆ザワザワしてる。
選ばれたヤツらは緊張してるようだった。
何を緊張する必要があるんだろうか。

だってゾムニキやうっちゃん。
シッマパイセンにシャオちゃんの
訓練を耐え抜いている強者達だ。

辞める者も数多く居る中で
この我々国の軍人でいるのだ。
もう少し自分を誇るべきだと僕は
思うんだけどね。

さて、一回部屋に戻って
軍服の用意とブーツと少しだけ防具を
出してこよう。あと、刀。
実は剣はどれでもいいけど今日は
刀の気分なのだ。

｢んー外道君にあげたのは霧雨で～
僕の感で……この刀にしよう。
凌統丸(ﾘｮｳﾄｳﾏﾙ)明日は頼むよ。｣

魔術強化がしてあるこの刀は
僕専用の刀の一振凌統丸。刀種は打刀。
黒と青がメインの色で使われている刀だ。

黒い軍服、白と黒の手袋、僕の身長より
長い杖と少し軽めだが硬い防具。
幹部で唯一ちゃんと軍服来て戦場行ってるの
もしかして僕と外道君だけ……？？

気にしないでおこう。

どうせゾムニキはいつものグリーンパーカー
うっちゃんはスーツ、シャオちゃんはつなぎ
シッマパイセンはスポーツ用の服、
外道君は白軍服にバッテンマスク、
ショッピ君はいつものジャケットとかだし
ニキは採掘師みたいな服だろうし、
どうせ、閣下もスーツだろう。

ちなみに他の軍人の人らは着崩しては
いるけど、きちんと着ている。偉い。

幹部はラフすぎる。閣下は仕方ないにしても
トンちゃんと外道君と僕以外
軍服着てない。皆着て。

この事は本人達には言わない。
なんでかっていうと、彼らは
『動き安けりゃそれでいい』って
感じだからだ。

ショッピ君は幹部になるまでは
気崩してたけどちゃんと着てた。懐かしい。
けど!!今は!!ぜんっぜん!!着てない!!

もう、何も言わない。
マンちゃんとエミさんにお茶会誘お……

少しの間の休み時間だ。
ゆっくりしよう。

｢あ、誘うならあの有名店から買った
アップルパイを持っていこ～
きっと二人も喜ぶだろうし～｣

少しだけ鼻歌を歌いながら
二人を探し見つけてお茶会を開いた。