検索窓
今日:9 hit、昨日:4 hit、合計:34,686 hit

人見知り18人目 ページ19

Aside

「今までの付き合いがあるから
素直に言わなくても伝わるんでしょ

まぁ、甘えてるみたいで癪だけどね。」

そう言うと燐音とニキは2人して顔を見合わせて

燐音「ははっ…Aが甘える?
ニュアンスは違うよなぁニキちゃ〜ん」

笑って燐音が言うと苦笑したようにニキは

ニキ「まぁ甘えてるって言うより
信頼されてるって感じするっすね〜
僕は嬉しいっすけどね」

とボクの隣に立って笑う。

燐音「それな、甘えるって言うより
信頼されてるって感じだよなァ」

ニヤニヤとでも笑うように燐音は
楽しそうに笑いながらボクの隣に立つ

燐音「信頼分は応えてやるよA」

と頭にポンと手を置く燐音。

ニキ「1人じゃ難しくても3人一緒に
頑張ればいいんすよ…A」

優しくニキは笑って言ってくれた。

「ふふ、あははっそうだね。
頑張ろっか…一緒に。3人で。

ボクらのステージだもん楽しんだもんが勝ち
……だもんね!」

笑ってそう言う

燐音「そうだぜェA
楽しんだもん勝ちだァライブなんてのはな」

ふふんと自慢げに話す燐音に

ニキ「巻き込まれる
こっちの身になって欲しいっす。
ね、A」

ため息をついた後にそう言うニキ

「まぁね。でも……いつもの事じゃん。
巻き込まれて、それをサポートするのも。

ボクら3人のいつも通り。」

燐音「まぁな。」

とそんな風に話しているとスタッフさんが
スタンバイお願いしますと声をかけてきた。

「さて、巻き込まれたなら巻き込まれたで
やるだけやって…後は楽しみますかぁ」

燐音「そうそう楽しんどけ」

ニキ「うぅ……ライブってお腹空くんすけど」

「お菓子あるから頑張って……」

ニキ「!わかったっすやるっすよ〜!」

燐音「現金なヤツw」

「それがニキじゃんw」

賑やかなのがやっぱりいいや。

ライブが始まる客席のお客さんは
さっき見た通りつまんなそうな顔してて

燐音「行くぜェニキ、A」

ニキ「了解っす燐音くん」

「はぁい、燐音
…Pleasemusiconstage!」

そう言うとスタッフの人が音楽をかけてくれる

音楽が流れた瞬間から
キレッキレの燐音のダンスから始まる

燐音が踊り出せばニキが動き出す

ニキが楽しそうにステップを踏めば
ボクは滑らかに指先にまで神経を通して踊る

それぞれが踊り方は違うけれど何年も
3人、一緒にいた、だからまとまる。

つまんなそうな顔から驚いた顔にそして
楽しそうに笑う客席を見ながらボクらは歌い踊る

ボクらのステージは大成功だった

人見知り19人目→←人見知り17人目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
166人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

サミサ(プロフ) - ニキ君の彼女三毛縞たちの幼なじみ、人見知り…やば!!人見知りとか共感できます。 (2021年7月16日 20時) (レス) id: d964c43780 (このIDを非表示/違反報告)
*瑠璃* - はぅわ……好きです…… (2021年5月10日 1時) (レス) id: f48c22676e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:睦月 | 作成日時:2021年2月16日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。