293話 消えた ページ48
＊
試合開始のホイッスルが鳴り響く。
日本代表のキックオフで、灰崎は鬼道へボールを渡す。
そして鬼道は明日人へとパスを出し攻め込んで行く。
ドリブルで突き進んでいく明日人の前には、オーストラリア代表の選手、アス・タロトとサル・ガタナスが立ちふさがる。
明日人はそのままドリブルで抜き去ろうとした。
その時、明日人の足元にあったはずのボールが神隠しにでもあったように消えてしまった。
それだけではない。
ボールを奪われ、オーストラリアは日本の陣へ攻め込んでくる。
吹雪「ここから先は通さないよ！」
すかさず吹雪は自身の必殺技である「アイスグランド」を使う。
その直後、攻め込んできたオーストラリア選手２人の姿が一瞬のうちに消えてしまう。
そして気がついた時には吹雪を抜き去っていた。
吹雪「ワープ！？」
A「そんなわけないでしょ、吹雪くん！」
怜奈はボールを持っているサタンをマークする。
サタンは不敵な笑みを浮かべながら怜奈の姿をマジマジと見る。
サタン「お前も単純なやつだ」
そう言うと、サタンは変な手の動きをして怜奈を抜き去ろうとする。
しかし、これで抜かれる怜奈ではない。
今度はワープもボールが消えることもない。
怜奈はサタンからボールを奪うために交戦する。
A「私はあの２人と違って…」
その直後、怜奈はピタリと動きを止め、ジッとサタンの顔を見つめる。
その間にサタンは怜奈を抜き去り、必殺技の体勢に入った。
「タイムトランス」
グニャリと歪んだ時空の中から繰り出されたシュートに円堂はすかさず必殺技を使って対抗する。
「風神雷神」を使って完全にシュートを止めた。
そう思ったのだが、ボールの速度が変化して、必殺技を使うタイミングがズレてしまう。
そしてオーストラリアが先制点を決めてしまった。
意外な展開の連続に、怜奈はポカンとその場に立ち尽くす。
灰崎「おい、テメェボール奪う気あったのかよ」
若干イライラしながら灰崎は怜奈の肩を掴むが、怜奈は棒人形のように上の空で、サタンばかり見つめている。
ペシンと怜奈の頭を平手打ちすると、ゆっくり灰崎に視線を向ける。
A「灰崎く…あの人…」
怜奈はサタンをゆっくり指差すと、頬を手で押さえる。
そして思わぬ言葉を発した。
A「かっこいい…」
ポワンとした顔をしながら頬を赤らめる怜奈に、灰崎は顔を引きつらせ声を上げる。
灰崎「ハァ！？」
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れいな(プロフ) - 空木さん» ありがとうございます^_^これからもたくさん更新して皆さまに喜んでいただけるような作品を作っていきたいと思います。空木さんも、どうぞ応援よろしくお願いします^_^ (2018年11月11日 21時) (
レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
空木(プロフ) - 楽しく読ませて頂いています！これからも更新頑張ってください(´∀｀) (2018年11月11日 18時) (レス) id: b6e943139e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - mikakokapoohsanさん» 人によると思います多分。人の性格や好みは何通りもあるといいますし、結果的に人によりますね^_^多分。 (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - 楓さん» あー、そういえばそんなのがあると言っていましたね。検討してみたいと思います^_^ (2018年11月10日 15時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
mikakokapoohsan(プロフ) - 玲奈て可愛いですか？ (2018年11月10日 13時) (レス) id: 4fa9e9ab53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年10月24日 21時
