255話 アヤメの危機 ページ43
＊
伝説の男の魂を吸い取ったアヤメ。
その直後、彼女は苦しみ出した。
彼女の中に眠っていた《 奴 》が出てこようとしているのだ。
怜奈「《 アヤメちゃん…！ 》」
怜奈は迷わずにアヤメの元に駆け寄ろうとした。
しかし、「怜奈様は下がっていてください！」と洞潔に止められる。
ドス黒い妖気の塊に飲まれて気を失っているアヤメ。
そこにアキノリやナツメ達も駆けつけた。
安心したのも束の間、気を失ったアヤメの背中から何者かが出てきた。
？「ようやく本当の力を取り戻せた…」
アヤメの体から出てきたのは巨大な蜘蛛の女妖怪。
アヤメは抜け殻のように気を失って倒れてしまった。
ナツメ「アヤメちゃんを助けなきゃ！」
洞潔「下がっていろ！」
聞き覚えのある声なナツメは声のする方を向いた。
そこにはナツメの担任の島之内。
後ろには尻餅をついたハルヤを支えている怜奈がいた。
ナツメ「島之内先生！？」
ナツメの声に怜奈はハッと気づく。
ハルヤに寄り添っている自分を見られるのはまずい。
怜奈は左目をサッと手で隠した。
怜奈「《 先生、緊急事態なので私は一旦戻ります。
先生はハルヤくんをお願いします 》」
そう言い残すと怜奈はすぐさま瞳の色を青から黄色へと変換させた。
怜奈「…ッ！」
元に戻った怜奈は頭を押さえながらフラリとよろけて尻餅をつく。
「私、なんでこんなところに…」とキョロキョロと辺りを見回し始めた。
彼女の目の前に起きている出来事に、怜奈は驚愕した。
怜奈「島之内先生がなんで…」
すると怜奈は隣で気力をなくしたハルヤに目を向ける。
怜奈「ハルヤくんもなんでこんなところいるの？」
ハルヤの肩を揺すると彼は「怜奈…さん…」とか細い声で返答した。
その直後、洞潔はハルヤ達を守るように前に立ちふさがり剣武魔神の姿へと変身した。
彼は自身の持つアシュラ豪炎丸を手にとる。
トウマ「まさか、島之内先生が洞潔だったのか！」
洞潔はアヤメから飛び出してきた妖怪と交戦する。
その直後、ナツメは洞潔の後ろにいるハルヤと怜奈に目を向けた。
ナツメ「あそこにいるのって、酒呑くん！？」
ナツメの発言にケースケは「あの人も知り合いなの？」と聞く。
ナツメ「クラスメイトの男子なんだけど…」
「でも、どうしてあの2人と怜奈ちゃんが一緒にいるの？」とナツメは眉をひそめた。
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れいな(プロフ) - sweetメロンさん» ありがとうございます^_^まだまだ拙いところもありますが応援よろしくお願いします！ (2019年1月7日 22時) (
レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
sweetメロン - とても面白いです！はまりました！更新頑張って下さい！ (2019年1月7日 14時) (レス) id: f91e96a353 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - ミアさん» 教えてくださりありがとうございます^_^助かりました！ (2019年1月3日 21時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 256話に『糸』が『意図』になっていますよ。 (2019年1月3日 21時) (レス) id: 3c04b56287 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - お願いします。自分的にその方がバランスがとれるので。 (2019年1月2日 19時) (レス) id: 3c04b56287 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいな | 作成日時：2018年12月30日 22時
