35話 ページ39
ナツメ「怜奈ちゃん…?」
ナツメは怜奈に話しかける。
しかし怜奈は、五右衛門を見つめたまま動かない。
それどころか、瞳には力がなくなっている。
ドサッ
とうとう、怜奈はその場から崩れ落ちる。
怜奈「…妖怪ウォッチ……オーガ」
ケースケ「ど、どうしたの!?」
アキノリ「さっきから、ずっと五右衛門の方を見て……一体何があったんだ!?」
みんなの声が聞こえずらくなっていく。
また、あの時と一緒だ……。
*
怜奈「……ここは」
間違いない、夢のときと同じ場所だ。
真っ暗な闇の世界。
私はまた辺りを見回す。すると、夢で出てきたのとは違う3体の妖怪が現れた。
怜奈「……あなた達は、誰ですか?」
?「我らは、妖怪ウォッチオーガに選ばれし者に
力を与えている上位妖怪幻魔」
妖怪ウォッチオーガ…もしかしてトウマくんのこと?
?「あなたも力を求めているのでしょう。求めていないのであれば、こんなところに導かれません」
あのときと同じ質問だ。
ということは……
怜奈「…今が答えるとき」
?「そうだ。ならば、お前の答えを聞かせてもらおう。力を求めるのか否か」
私が力を求める理由…。
私はナツメちゃんやトウマくん、アキノリくんに
ケースケくんと出会った。
1人だった私に声をかけてくれた。
みんなそれぞれ違う力を持っている。
最初はそれが羨ましいと思った。
けど、違った。
羨ましいと思っているだけじゃ、私を救ってくれた
人達に何も恩返しができない。
私が今、みんなの為にできることは……
怜奈「…私に、力を貸してください」
それが私にできることだから。
?「うむ、よく言った」
?「あの方が、この子をここへ導いた理由もようやくわかりましたわ」
怜奈「あの方…?…それって…」
その瞬間、突然五右衛門が現れた。
五右衛門「役目は終えた。次はお主の番だ。拙者の力ではあの妖怪は倒せないようだ。…お主ならやれるな」
光の先には、トウマくんが憑依を終え意識がない私のもとへ駆けつけている。
このままでは、みんながやられてしまう。
怜奈「…はい!私、やります!」
すると、4体の幻魔のうちの1人が私のもとへやってきた。
?「あの妖怪の弱点はおおよそ分かった。私の力を使うといいだろう」
怜奈「分かりました。……あなたの名前は…?」
?「ああ、私の名は……」
その瞬間、光が差し込んだ。
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極・吹雪姫 - また更新して。面白くて、ずっと見ていられるわ。 (2019年4月21日 13時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
あっきー like u very much(プロフ) - 頑張ってくださいね!よかったら、私の小説も読んでみてください!(*>∀<*)話から結構外れていますがよろしくお願いします。恋愛系の小説です (2018年7月7日 12時) (レス) id: 18b6bbad32 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - あっきー like u very muchさん» ありがとうございます^_^早く本編に追いつくように頑張ります! (2018年7月7日 12時) (レス) id: 671d3c390e (このIDを非表示/違反報告)
あっきー like u very much(プロフ) - こんにちは!あっきー like u very muchといいます。よろしくお願いしますm(._.)m小説、おもしろかったです!頑張ってください(*>∀<*) (2018年7月7日 9時) (レス) id: 18b6bbad32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れいな | 作成日時:2018年6月17日 13時