転校してきた山神の妹 (ページ14)

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14話～体育～ページ14

間に…

ーバンッー

『…あった！！』

教室に入った直後に

始業のチャイムが鳴った。

「…おはよう」

「朝から忙しそうだなー」

『はじめ…くん、ﾊｧﾊｧ…純太…ﾊｧ、お…おは、よ…ぅ…ﾊｧﾊｧ』

「息切れすごっ！」

「だ、大丈夫か…」

体力無さすぎて

階段駆け上がるだけで

しんどい。

楽しそうにこっちを見ている純太と

心配して戸惑いながらも

背中をさすってくれる一くん。

『今日はもう動けない……』

「バテすぎだろっ！」

「でも1時間目体育…。」

『たっ体育っ！？……保健室いってくる』

体育とか聞いてないんだけど

無理なんだけど

え。やだ。

一くん私が体調悪いから

保健室行こうとしてるって思ってるよね

慌てすぎだから。

「だーめーだ。サボりは良くないぞー」

「…？」

『だって…だって！！』

「はいはい、学校の授業なんだからしょうがないだろ」

『っ…それじゃあ2人は学校の授業で昆虫食べるってなったら食べるの？！』

2人は運動出来るから

私の気持ちなんて分かんないんだ！！

あぁぁああぁあぁ！！

「…なんの話だ？」

「それは…いやだ」